63女史のソロ生活(48) 優先座席
63歳から書き始め、4年目になるとスキップしたくて夜中、1人でスキップの練習をしていた頃が懐かしい。
今や電車に乗ると優先座席に直行し、座っても誰にも文句は言われないと大きな顔をして座っている。
時たま、若者が優先座席に座っているのに憤りを感じることもあるが、大抵、高齢者が座っている。
そして、眺めていると、私も含め、皆んな等しくくたびれている。頭には白い物が積もり、背を丸めている。
一体、何がこんなに人をくたびれさせるのだろう?
度重なる日々の生活のストレスか、地球の重力か。
憚りなく座っている若者とは違う。
年を重ねる残酷さを痛感する。
年を取っても、女性のわたくしは女性専用車両に乗る。この車両は髪型、化粧、服装、カバン、靴、爪に至るまでの女性の美意識を垣間見ることができる。
そして、この女性専用車両にも平気で座っている男性がいる。今は見た目は男性でも中身は女性の場合もあるが、私にはどうしても変態に見えてしまう。間違えて乗ってしまった素ぶりもなく、女性に囲まれて堂々と座っている。
外人の男性も英語でWomen onlyと書いてあるのをスルーして大きな荷物を持って乗り込んでくる。
こんなことにイライラしているのは私だけで他の女性達は皆んな携帯を触わるのに夢中。
携帯も触らず、外の景色を眺めながら、人をチラ見しているのは私だけのよう。




