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63(ロクサン)女史のソロ生活(47) 道案内

ショッピングに街に出掛けた。


平日でも人は多く、外人も日本人より多いのではと思うぐらい沢山いる。


フラフラ歩いていると、突然、声を掛けられ、

「チハチョル」がどうのこうのと言っている。


私は韓国語と気付き、どうも地下鉄の駅への行き方を聞いているようだとわかった。


「よくぞ尋ねてくれました♪」


ここは長年、韓国語の勉強にチャレンジしてきた実力を発揮する場と嬉しく思ったが、いざとなれば言葉が全然出てこない。


以前、夢の中にジュノ(2PM)が出てきた時も嬉しくて一杯話そうとしたけれど、全く韓国語が出てこず、焦りまくって目が覚めた。


単語を覚えるのも難しいが、アウトプットが更に難しい。そして、発音が正しいかも気にしていたら、何にも話せない。


ジュノは日本語の歌詞で歌を歌い、韓国人が苦手な「ザ行」の音も綺麗に発音できている。人気の裏では凄い努力をしているのだろう。



黙っている訳にもいかず、頭をフル回転させ、


「어디에 가고 싶어요? オディエカゴシッポヨ どこへ行きたいですか?」


がやっと出てきた。そして、通じたようでやっと行き先がわかり、その地下鉄の駅への行き方を説明しようとしたが説明しきれず、結局、


「같이 가요.カチカヨ 一緒に行きます。」


と、言うと喜んでくれて、地下鉄の駅まで案内した。

途中、韓国人は早口で話し掛けてきたが聞き取れず、私は今こそ実践の場と下手クソな発音で「旅行ですか」「ソウルから来ましたか?」「韓国語を勉強してます」等と韓国語と日本語混じりで話し掛けた。


そして、夕方で自宅へと向かう通勤帰りの人で混雑している中、駅に近づくと突然、韓国人はとても大きな声で


「おはようございます!」


と、言って韓国への愛が強過ぎる私をヤバイ奴とでも思ったのか、改札口に向かって走り去って行った。


急に間違えたお礼の言葉を大声で言われ、置き去りにされた私は大勢の人の中で恥ずかしくなった。


せめて

「감사합니다カムサハムニダはありがとうごさいますだよ」と教えたかった。


旅の恥はかき捨て。


私も海外に行った時、同じことをしているんだろうな。






誤字脱字、拙い文章お許し下さい。

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