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63(ロクサン)女史のソロ生活(31)  Update 

趣味で参加しているサークルの活動時間が今まで午後1時から4時までだったのが、30分遅らせて1時半から開始することになった。


私は会場は5時まで使えることになっているので、終了時間も4時から4時半に変更と思っていたら、


「夕食の準備があるから4時まで」


「晩御飯の用意があるから終わりは今まで通りに」


と言う声がいくつも上がった。




男女で10数人のメンバー。


そう言ったのは女ばかり。


男の口からは出なかった。



私はおひとり様だから、晩御飯の時間は自由。作って出さないといけない相手もいない。


家族に作っていた時は晩御飯にサンドウィッチなんか出したことはないけれど、今は1人でコンビニのパンを晩御飯にすることもある。


メンバーは私より年上ばかり。女が家族の晩御飯を作るのは当たり前。


当然、手作り。


趣味を楽しんでいても、女は晩御飯のことを考えながら。


一方、男達は?


晩御飯の準備の邪魔にならないよう、機嫌良く趣味を楽しんで晩御飯の用意ができた頃に帰ればいいのだろう。



世の中は最近価値観のUpdateを叫んでいるが、女が家事をするという昔の価値観は私より年上の頭の中にはまだまだ根強く残っている。


家事だけでなく、パワハラ発言、セクハラ発言も当たり前。


「あのブタが」


なんて言葉が飛び出す。


「小学生の頃、よく言ってたな」


と、懐かしんでいる場合ではない。



昭和も平成も幻のように消え、価値観のUpdateを求められているのは私だけなのか?


姑や親に気を遣い、今は娘や義婿に気を遣っている。


パワハラもセクハラも当たり前の中を生き抜いてきたわたくし。


さて、その免疫力をUpdateの糧にできるか。



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