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桜を見る約束  作者: レイ
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部活

教室に入ると、だいたい同じ小学校に通っていた奴らが警戒しながらこちらを見てきているのが見なくても分かる。

どうやらこの世界での俺の小学校時代も相当酷かったに違いない。

その視線を気にせず自分の席に座り、目障りな奴のいる集団はなるべく視界に入れないようにし、担任が到着するのを待った。

担任が到着すると、部活に必ず入部するようにと全員に話をしていた。

以前は部活に通うわけもなく、幽霊部員として調理部に入部していた。

何故調理部かというと、顧問が担任で入り易かったから、という単純な理由である。

今回はまともに過ごすつもりなので真面目に探そうかとも思っているのだが、実は少し今のうちからやっておきたいこともあるのだ。

両立できるか分からないが、やれるだけやるしかない。

そのやりたいこととは、当時に住み込みで働いていた店に顔を出し、また雇って貰えるように話を持っていくことだ。

当時はたまたまお世話になった人がそこの店主だったので、話しは進みやすかったし、俺自身時間がありすぎたので話を進めるのに難航しなかった。

住み込みで働きながら通信に通い、卒業後にはまた同じ会社に入職する。

そんな予定で今はいる。

その道は特に変える必要はないと思っている。

その部分は特に後悔などしていないし嫌なこともなかった。

新しいことを初めても良いかもしれないが、特にチャレンジするような気持ちは持ち合わせていない。


奴はどうせ、モデルだから免除とか言い出すだろうし、あの人は変わらず運動部に入るのだろう。

そこもきっと変わらない。



この日も特に授業が始まるわけではなく、今後に必要なことの説明や校内の案内で1日を終えた。

部活もまだ明日から見学が始まる形なので、今日はこのままとある場所へ向かうこととする。


とある場所、それは。



俺が中学時代にいたはずの家である。

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