1.せかぼくレギュラーテコ入れ会議、はじまるよ!
連載とは一切関係のない息抜き話です。
本日一気に7本更新いたします。
例によって会話を楽しむ&楽屋裏的な話なので、連載読み進めたい方は明日の更新をお待ちください。
拙い挿絵付き。
せかぼくも、243部に突入しました。
作者もそろそろ一から読み直すかと思いつつ、その間、レギュラーメンバーが、作品に足りない要素についてを語っている模様です。
* * *
近年、紙ベースの文庫大賞からWEB小説に読者層や作家層が広まるにつれ、ラノベ作家への参入のハードルは低くなっている。
「と、いうわけでラノベ作家になりたい人は、流行りのテンプレはもちろん、キャラの作り方も参考情報にしてるみたいだよ」
「それって何? 流行りにして人気キャラ作ればいいってこと? ……オレたちそんな風にして生まれてるわけ」
「いいえ」
それは違います、とばかりに忍。
「そこは書き手さんの考え方による。需要を捉えないことには賞が取れないのは大手文庫大賞もWEB小説も一緒だろうけど、そもそもプロを目指しているわけでなく
単なる趣味
で書いている人には、そんなことは関係ないわけで」
「関係ないというか、流行は廃れるものだからな」
「……オレたちは地味に趣味でコツコツ続けられているんですね……」
やるときはやるが、ふだんの主張力がもろもろなレギュラーメンバーはしみじみと語っている。
それを煽り立てるのが、レギュラー(?)切っての自己主張の塊。
……もとい、魔界の公爵ダンタリオンだった。
「それはダメだ! オレは地味でコツコツなんていうのは嫌いだ! 忍!足りない要素を挙げろ! 作品改革を始めるぞ!」
「公爵……めんどくさいです」
「そうだぞ、オレたちはごく普通の常識的な一般人だから派手とか目立つとかしたくないの!」
「でも足りないものとか気にならないか?」
「……それは」
「…………」
司、興味なさそう。
帰っていいか?と言わんばかりのギリギリラインで踏みとどまっている。
「いいか? これは重要会議だ。これまでを振り返る意味でもそろそろテコ入れをすべき時だ、考えろ!」
確かに気づけば250部を突破している。
よく、小説家になろうとかローファンタジーなんてマイナーなジャンルに分類される投稿サイトで続けてられて来たものだ。
……せかぼくの半分(以上)は、趣味とやさしさでできている。
「まずはよく言われる人気キャラクターの作り方だ!」
はじまりはやる気に満ちた約一名。
いつも通り、そんなだった。
もうちょっと完成度の高いイラストが見たい方は、pixiv、ツイッター等へどうぞ。




