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暗躍


 帝国中枢は情報が錯綜し、些か混乱状態である。

魔王軍側からの和平の条件として提示したマーヤの引渡しに対し、帝国では連日議論が繰り返され、侃々諤々の様相を呈していた。

マーヤを魔王に引き渡して人類国家の存続を図ろう。

いや、魔王が約束を守るとは思えない。マーヤを引渡した後に約束を反故にする可能性もある。

魔王はマーヤを恐れている。だからこそマーヤは切り札として帝国が確保しておかなくては。

等々、様々な思惑が重臣達や大貴族の間に広がり、宮廷内は不穏な空気が流れている……


と言う報告をディクリスやリッテンから受けとった俺は、現在、帝都オスト・サンベールに来ていた。

御供はヤマダの旦那とリーネアだ。


「いやぁ~……結構な賑わいだねぇ」

俺は商店が立ち並ぶ街の表通りを歩きながら、彼方此方へと視線を走らせる。

日用雑貨の類から食料品に装飾品。武器やアイテムの店に飲食店と様々な店が連なっており、活気に満ちている。

そこを歩く人々もまた多種多様だ。

人類系種族の国なのでやはり人間の割合が多いのだが、獣系の種族も普通に歩いたりしていた。


「うむ、かなり盛況ですな」

既に一年半ほどこの世界にいるが、今まで訪れた都市では一番華麗で発展している。


「人類系では最大の国家の首都だからね」

とリーネア。

「ただ、十年前に首都だったオスト・ラレンツは、もっと大きな都市だったわよ」


「へぇ……確かエリウちゃんの親父さんが滅ぼしたとか聞いたな」


「そう。魔王アルガスね」


「で、ここに首都を移したと。ふ~ん……十年でこれだけ繁栄させるとは、今の皇帝が名君と呼ばれるわけだ」

俺は商店の一角にある、ちょっと小奇麗な料理屋に足を向ける。

「昼飯を食うには丁度良い時間だな」


「ここが待ち合わせの場所?」


「リッテンの息の掛った店と言う話だ。この帝都における諜報活動の拠点の一つだな。……ま、初めて来るけど」

言いながら俺は店の扉を開ける。


ほほぅ……外見もそうだったけど、その辺の露天に毛の生えたような料理屋とは色々と格が違うな。

なんちゅうか、人間界で見た事のあるファミリーレストランなる形態に近い店ですぞ。


俺達が店へ入ると同時に、背筋をピンと伸ばしたボーイらしき店員が足早に近付き、

「スティング様…ですね?お待ちしておりました」


どうやらリッテンから話は伝わっているようだ。

鷹揚に頷くと、ボーイは「どうぞ此方へと」俺とヤマダ、リーネアを店の奥へと誘う。

店内は昼食時と言うこともあってか、中々の賑わいだ。


「……どうぞ」


俺達が通されたのは店の奥にある扉を開けた更に先。

特別室だろうか。

小さなホールのような場所に中央に少し長めのテーブル席があった。

そこにディクリスとシルクの姿があり、テーブルの上には既に幾つかの料理が並べられてある。


「なんだ、先に食べててくれても良かったのに」

俺は笑いながら席に着いた。

そして控えているボーイに飲み物を注文し、

「帝都には初めて来たけど、中々に活気に満ちてるね」

等と当たり障りの無い会話をする。

そして注文を聞いたボーイが部屋の外に出て行くと、少し口調を改め、

「御苦労、ディクリス。色々と手間を掛けるな」

いつもの演技ばりばりな声を掛けた。


「は。有難う御座います」


「しかし、何だか随分と面白い事になっているじゃないか」


「確かに。正直な話、何が起こるか分からないと言った様で御座います」


「そうか」

俺は苦笑を溢しつつ、ディクリスの横に座る小柄なオセホビット族の男に視線を移し、

「どうだシルク?王城の様子は?」


「……自由気侭な軟禁生活だよ」

シルクはそう言って、憮然と唇を尖らす。

「今日だって、ここに来るまで後を尾けられたりしたんだぜ。城の中でも常に誰かが見張ってるよ。……オーティスとクバルトは気付いてないけどね」


「そうなのかディクリス?」


「我等の動向を常に掴んでおきたいのでしょう。とは言っても、見張っているのは素人に毛が生えた程度の者達ですが」


「天下御免の勇者様を監視か。まぁ、帝国としても魔王軍との折衝中に余計な事をして欲しくはないのだろう。ふん、勇者としての存在意義はどこにあるのやら……そのオーティスはどうしてるんだ?軟禁生活に嫌気も差した頃だろうし、そろそろ動くか?」

俺がそう尋ねると、ディクリスとシルクは互いに顔を見合わせ、少し困った顔をした。

「なんだ?どうしたシルク?」


「ん……オーティスは何もしてないんだよ」


「何も?」


「そ、何もさ。皇帝に対して愚痴を溢しているだけさ」


何だそれ?

ニートか?

「……どう言う事だディクリス?お前やセリザーワを通して、オーティスにアクションを起こすように促している筈ではなかったか?」


「申し訳ありません。私やリッテン、それにセリザーワ様にシルクがそれとなく言っているのですが、どうにもオーティスの腰が重く……」


「おいおい……勇者が動かなければ意味が無いだろう。そもそもマーヤの引渡しも、オーティスを動かす伏線の一つだぞ。これでは魔王軍の動きに対し後手後手に回るだけだ。勇者として鍛えるどころか、このままでは単なる帝国の飼い犬だぞ。……もしくは引き篭もり」

俺が呆れた口調で言うと、隣に座っているヤマダが口をへの字に曲げ、

「オーティスは帝国や皇帝に恩があるからな。駆け出しの頃から何かと世話になったし、このまま袂を分かつのには些か抵抗があるのだろう」


「だから成長出来んのだ、アイツは。常に思考が受け側だ。何で自分で考えて行動しないのか……こっちでお膳立てするにも限度があるぞ」

俺は小さく鼻を鳴らし、テーブルの端を指先で叩く。

本当にあの馬鹿勇者は……

いつもは猪突猛進なくせに、肝心な時は腰が引けるとか……有り得んだろうが。

「ともかく、アイツにはもっと成長してもらわないと魔王との差が開くばかりだ。この世界のバランスが崩れる。……ま、そうなっても良いように手は打ってあるが……最低でも、魔王軍の幹部を倒せるぐらいはレベルアップして欲しい」

俺の現在考えているシナリオでは、あの馬鹿勇者にファイパネラとウィルカルマースを処分させようと思っているのだ。

現状、俺が手を下すと色々と問題が出そうだからね。


「多少強引ですが、私達から先に行動を起こしましょうか?」

ディクリスがそう言うと同時に、小さなノック音と供に扉が開き、給士が飲み物と料理を運んできた。

中々に美味そうかつ豪勢な食事だ。

ここ最近は駐屯地での生活がメインだったので、手の込んだ料理を食べるのは久し振りだ。


俺は軽くグラスを掲げ、先ずは乾杯。

そして給士達が出て行くのを確認すると、

「そうだな。本当はオーティスが率先して動くのを待ちたかったのだが、尻を叩いても動かないのでは仕方が無い。そもそも我がこの地へ赴いたのは、オーティスが動いた時のサポートの為だからな」

それと気分転換の為だけど。

書類仕事と連日の会議に、ちょっと嫌気が差して来たので御座る。

「しかし実際の所、皇帝とオーティスの仲はどうなのだ?報告だと、両人ともかなりマーヤにご執心らしいとの話だが……」


「はは……その通りです、シング様。皇帝もオーティスも、おくびにも出しませんが何となく雰囲気で分かります」

とディクリスが言うと、その後をシルクが、どこか小馬鹿にしたような口調で続ける。

「皇帝は色々とマーヤ様にプレゼントとかしているからね。服とか装飾品とか。それにしょっちゅう、気分転換にとか言って庭園とか案内しているみたいだし……オーティスはオーティスで、特に用もないのにマーヤ様に会いに行ったりしているよ」


「ほほぅ、それはまた何とも……初心な餓鬼の恋愛ごっこの様ではないか」

聞いているこっちが小恥ずかしいよ。

ま、僕ちゃんはそう言う経験がないから良く分からんけど。


「でも常にマーヤ様の傍にはラピス様がいるし、何処からともなくセリザーワ様が現れたりしているから、特に進展する事とかはないんだけどね。それにさ、皇帝は皇帝としての立場もあるし、オーティスは……フィリーナのこともあるからね。中々積極的にはなれないんじゃないかなぁ」


「ふむ……その辺の事は良く分からんが、マーヤは中々にモテモテのようだな」

摩耶さんは普通に可愛い女の子だからねぇ……作る料理は極悪だけど。

「報告だと、帝国内部ではマーヤの魔王軍への引渡しに対して拒否する側が優勢だとの事だが……過分に皇帝の意向が含まれている感じがするな。公より私を優先するとは、名君が聞いて呆れる」


「その皇帝ですが、近々二度目の秘密特使を魔王軍へ派遣するとの情報を掴みました」


「ほぅ……マーヤの引渡しに対する代案でも出してくるのかな?ご苦労な事だ」

俺は笑いながら料理に手を付ける。

いやぁ~ん、美味ちぃなぁ。

久し振りに本格的な料理って言うのを食べたよ。

駐屯地の調理担当者も頑張ってはいるんだけど、やっぱ本職には敵わないよね。

設備の問題もあるしな。

「そう言えば……帝国から上手く離れる事が出来たとして、何処へ向かう予定だ?セリザーワの話だと、先ずは南の何とかって洞窟を目指すと言う事だったが?」

その辺は成り行き任せのアドリブなので、詳しくは知らないし、敢えて聞かない。


「暁の洞窟、と言う話です」

ディクリスが言いながら、隣のシルクに視線を向ける。

両の手でエールの入った大きなグラスを傾けていたオセホビット族は小さく頷き、

「昔さ、オーティスが聖剣ルイルシベールを手に入れた洞窟さ。リーネアとヤマダも憶えているだろ?」


「あの洞窟か…」

とヤマダ。

リーネアもナイフで肉を切りながら

「出て来るモンスターもそれなりに強かったし、鍛えるには良い場所かも。それに、まだ全てを探索したってワケじゃなかったし」


「先ずはそこへ行くってセリザーワ様は仰ってたよ。ルイルシベールを鍛え直す為の鉱物が手に入るかもって話をしていたし」


「なるほど。セリザーワなら素材さえ手に入ればその剣を強化できるな。ま、剣が強くなったからと言って本人が弱いままでは話にならんが。むしろ剣に振り回されて逆に弱くなる可能性もあるし……その辺は本人の努力次第か。そもそも何でそんな所に強い剣が眠っているのだ?」

ゲームあるあるだよねぇ。

何で洞窟に伝説の剣とか重要アイテムが隠されているのやら。

現実的には先ず有り得んだろうが……

「その暁の洞窟とやらは、何か歴史的な背景でも持っているのか?」


「確か……なんだたっけ?」

シルクの問い掛けにリーネアは古い記憶を辿るように眉を顰め、

「伝承では、勇者ティーンバムに縁のあるダンジョン……って話だったかしら?」


「ティーンバム……昔の勇者か?」


「そうね。私も詳しくは知らないわ。ただ……勇者ティーンバムは、人間じゃなくて人狼系の種族だったって話をどこかで聞いた事があるわ。年代から言って、もしかして最後の人間じゃない勇者かも」


「ほほぅ、それはまた興味深いなぁ」


「ふふ、シン殿ならそう言うと思ったわ。けど、調べに行くのは無理よ。南の端ですもの……遠過ぎるわ」


「そりゃ残念」

ん~……時間に余裕があれば、自分で探索したいけどなぁ。

「取り敢えず、オーティスをそこまで行かせて鍛えないとな。もちろんマーヤも。ま、その辺りはセリザーワが上手くやってくれるだろう。……ダメならダメで、オーティスに見切りをつけてシナリオを修正するがな」


「帝国の方はどうするの?」


「ん?ん~……特には何も。外交的な圧力は掛けるが、此方からアクションを起こす事はないな。ま、向こうから仕掛けて来たら話は別だがね」


「でも、帝国との国境にダーヤ・ウシャラクの軍が展開していて緊張が高まってるでしょ?もし偶発的に衝突が起きたりしたら……ちょっと問題じゃない?」


「リーネア姐さんの言う事は最もだが、その時はその時だ。状況を見てから色々と行動するよ。けど、その可能性は低いと思うぞ」


「そうなの?」


「ウシャラク単独ではまだまだ帝国には勝てんし、そもそも彼の国にはダーヤ・タウル西部地域の切り取り自由を与えているからな。先ずはそっちに注力するだろう。ウシャラクの王はそれなりに切れ者だからな」

俺はそう言って、酒精の入ったグラスを口に付ける。

「ま、何はともあれ先ずはオーティスの帝都脱出が最優先だ。ディクリス、任せたぞ」


「は。畏まりました」



帝国皇帝ハルベルト二世は、私室の大きなソファーの上にだらしなくその身を投げ出し、琥珀色の蒸留酒が入ったグラスを片手に書類に目を通していた。

既に夜も更けプライベートタイムであるが、皇帝に休んでいる暇は無い。

意識を失っている間に、まさかこれほど事態が最悪な方へ進んでいるとは……

いっそのこと、ずっと意識が無いままの方が楽だったのかも知れない。

そんな事を思い、小さく鼻を鳴らしてグラスを傾けた。


「しかし……参ったな」

書類をテーブルの上に放り捨て、そう独りごちる。

魔王軍との折衝に関しての報告書だが、まさか魔王がマーヤの身の引渡しを求めてくるとは、さすがに予想外だった。

帝国側としては、国土の半分近くを割譲すると言う、殆ど降伏に近い和平案を提案したのだが、魔王軍側は領土よりも先ずは神の御使いマーヤの身柄引き渡しを要求してきたのだ。

もちろん、帝国側としてはそれを即座に飲む事などは出来なかった。

対魔王の切り札でもある神の御使いをすんなりと渡しても良いのか?

そして魔王が約束を守るのか?

ハルベルト二世も同じ考えであった。

マーヤを交渉の材料として魔王に引き渡せば、勇者と敵対関係になるのは必定だ。

オーティスが声高に非難すれば、間違いなく国内は割れる。

貴族の大半も勇者側に付くであろうし、精霊教会などの宗教勢力も然りだ。

それに個人的な感情としても反対だ。

自分の命を救ってくれた女神のような若く美しい女性を魔王の元に送るなど……考えるだけでも反吐が出る。

恩人を売るなど人として最低の行いだ。


「くそ、魔王シングめ……嫌なことを言ってくる」

遠距離映像でチラリと見た若い男の姿をした魔王に、大きく舌打ちする。

と同時に、アイツは頭もキレると思った。


あの魔王は、本心からマーヤの身を欲したワケではないだろう。

直感ではあるが、確信を持って言える。

もし本当にマーヤを手に入れたければ、何も交渉などせず、そのまま奪いに来れば良いのだ。

あの男にはそれだけの力がある。

つまりマーヤ云々は、帝国国内に混乱の種を蒔くこと……

だが、意図がどの辺にあるのかまだ分からない。

純軍事的には、帝国の兵力は魔王軍のそれを上回る。

帝国の力を削ぐ為に、敢えて飲み難い要求を突き付けて来たのか?

……

いや、少し違うだろう。


「もし仮に……マーヤ殿の身を渡せば、どうなるかな」

伝え聞いた魔王の為人からして、一度交わした約束は違えぬ男だと思う。

おそらく、そのまま魔王軍との間に和平は成るだろう。

だが魔王軍は、それらを見越して交渉してきた。

此方がマーヤの身柄を渡す事は無いと絶対的な確信があったのか、はたまたマーヤの身を確保して本当に和平を結んでも良いと思ったのか、それとも単なる時間稼ぎか……


「……本当に分からなんな」

ハルベルト二世は別の書類を手に取る。

そもそも魔王軍が本当に帝国に侵攻し、国を滅ぼす気でいるのか……それすらも分からない。

魔王軍の歩みは停滞している。

偵察隊の報告だと、各所に永久陣地を築いているそうだ。

帝国侵攻への足がかりか?

いや、それにしては地理的に些か疑問が……


「腹の内を探ると言う意味でも、一度直接会って話してみたいものだが……」

ハルベルト二世は呟きながら、再びグラスに口を付けた。

その時、不意に部屋の扉がノックされた。

礼儀を守った静かなノックではなく、どこか慌てているような感じの、やや激しい叩き方だ。


ハルベルト二世は身を起こすと軽く居住まいを正し、

「入れ」

と一言。

扉が開き、腹心の一人である騎士団の隊長が強張った顔で入って来た。

「夜分遅く、失礼します陛下」


「どうした?そんなに慌てた顔をして……」

嫌な予感がする。

間違いなく、良くない報告だ。


「は。それが……オーティス殿が城を抜け出しました」


「……は?」


「しかも神の御使い様を連れ出しまして……」


「……は?は?」


「目下、後を追跡中であります」

騎士隊長はそう言うと、眉間に深く皺を刻み込み、

「陛下。これは帝国に対する反逆的行為ですぞ。警備兵の中に負傷者も多数出ておりますし、死者も何人か……如何に勇者とは言え、見過ごす事は出来ません」


「オ-ティスが……」

ハルベルト二世は手にしたグラスをゆっくりとテーブルの上に置いた。

そして軽く溜息を吐くと、

「ともかく、追え。そして捕らえろ。衛兵達も総動員だ。もちろん、マーヤ殿達には傷一つ付けぬ様に……これは厳命だ」


「は」


「私も出張る。近衛に準備を急がせろ。……それと精霊教会にも連絡を。勇者が魔王に寝返ったと伝えろ」







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