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付録のトランジスタRadio  作者: 音澤 煙管
12/15

- インチとミリサイズ -




あくる日の日曜日…

"ピンポーンピンポーン…

ピンポーン、ピンポーン"

と、呼び鈴が連呼する音で目覚める。


「誰だよぉーこんな朝早くにぃーもぉー」


わたしは、未だ眠くて細眼にして眩しい朝陽を感じながら机の上のデジタル時計を見た、10:03になっている。


「もうそんな時間かぁー…仕方ない起きよう」


昨夜、ただ一つのパーツが必要な工程まで改造を済まし、飼い猫のヤンも帰ってきたので就寝時間が遅くなってしまい寝坊した。

休みの日は目覚ましはかけずに寝ているので、訪問者の呼び鈴が目覚ましとなった。

重い瞼を何度もパチクリして、眠い眼を擦りながら玄関へ寝間着姿のまま向かいドアを開けると宅配便の人だった。伝票にサインをするが、いつも書いてる場所も分かりづらくやっとの思いで書き終えて"ご苦労さまー"と荷物を受け取りドアを閉めた。


あ、そうだ…ついに来たんだ残りのパーツ。これでマシンが完成するんだぁ…暫くそう思ってボーっとしてから、荷物をリビングへ置き顔を洗いに向かった。歯磨きも洗顔もやり終え、ヤンに朝飯をやる、さっき届いたばかりの最後のパーツを持ち自分の部屋へ…


少し眼も覚めてきたので昨日の改造の続きをやろうとパソコンの電源を入れ少し片付けた作業途中のラジオを手元正面に置く。裏サイトのマニュアルを保存しておいた画面を開きながら届いたパーツの梱包を開け品物を取り出した。

出てきたのは、φ0.12の銅線だ。

これだけ細いものは一般のホームセンターでは置いてない。それから、Φ0.2のニクロム線、これも細い。サイトのマニュアルでは全てインチサイズだったが、補足で全く同じφ(太さ)では無くてもそれに近ければ良い、と書いてあったのでこの2つに決めた、金額は大したことはない。このパーツの一つは半田付けでラジオ本体の基盤へ、もう一つは小さなパラボラアンテナの様なものを作らなければいけない。

ボールペンやら円柱らしい形状を芯にして、それを4つ作る。昨日買ってきた真鍮線φ1.0mmを折り曲げ半田付けしてパソコンモニターの15インチほどの大きさの枠を作りそこへ銅線とニクロム線を縦と横に四方2.0cmを作る様に重ねて張りこれも半田付けして留める。


改造マニュアルでは、これがモニター画面の代わりになるらしい。ダイヤルを合わせて電源を入れればその合わせた年代を観られるという事らしい。


作り上げたモニター画面の枠を太めの真鍮線で作ったスタンドに半田付けして取り付ける、その手前に改造を施したトランジスタラジオを起き、基盤で半田付けした銅線をモニター枠の四隅へ取り付けたパラボラアンテナへ結ぶと、これで完成だ。あとはラジオに電池を入れ電源をオンにすれば、モニター枠の空間に何か映る…とマニュアルに書いてある。ラジオに付いている元々の周波数わ調整するダイヤルと別に取り付けた0〜9までの二つのミニダイヤルで行きたい年代を西暦で数を合わせる。紀元前へ行きたいならば、スピーカーとイヤホンを切り替えるDIPスイッチをオフにすればいけるらしい。


お次は、物質移動の方法が次ページに載っていた…




つづく




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