ロリコンにロリって言われちゃあ認めざるを得ないね
真面目に自己紹介が進まない人見知りが激しいと大変そうだ。
そんな中!霧葉は初めての仕事に取り掛かる。
初めての仕事の内容とは一体!
「いや〜ごめんごめん倉庫の事言ってなかったね。申し訳ない。」
ほんとに思っているのだろうか少し笑いを堪えたような声で黒コートの男の人が言う。
ここは幽霊探偵社の社内で中は思ったより明るい会社だ。
「おっと、自己紹介が遅れたね、えっと...自分は黒狐って呼んでおくれ、んでこっちのちっこい中がk」
黒狐は隣にいる中学生くらいの少女に回し蹴りをモロに喰らいナメクジみたいにうずくまった。
「...いちよう今の年齢だと大学生何だけど。」
どうやら中学生が気に触ったらしい。
「えっ?大学生なんですか?」
霧葉は驚いた顔で訪ねた。
するとそれを聞いた黒狐が嬉しそうにうずくまったまま笑った。
「はっはっはっ!やっぱりそうだったじゃないか華楽さん!君は大学生になんてみえn。」
ドゴンッと次は横蹴りが黒狐さんの顔面を襲い...彼は息絶えたように倒れた。
「し、しかしこの前私が職務質問をされたではないか!あれは絶対にきみが中gダッツ!」
今度は辞書のような分厚い本を勢いよく頭に投げつけられそれっきり何も言わなくなった。
彼女は霧葉の方に振り返り、
「私...大学生...に...見えなかった...の?」
彼女は霧葉の目を見て言った。
(ま、まままま、まずいですよこれは...)
(こ、こ、怖いくらいに可愛い!)
霧葉は心の中で叫んだ。決して声に出さないように。
(何なんでしょうこの子の産まれたての小鹿のような目は...まずい、可愛すぎて口調が変になってる...と、とりあえず否定した方がいいよね...)
「い、いやいやっ、違いますよ!ただ服装が高校生みたいだったんで高校生かと思ったんですよ!」
...と、言うはずだったのに...
(忘れてましたーっ!私コミュニケーションがとっても苦手なんでしたーっ!って言うか私なんて喋ったんでしょーっ!)
彼女はとってもやばい人を見るように霧葉を見ていた。
「...えっと...あの...」
彼女は結構戸惑っていた。
いつの間にか復活を遂げてた黒狐が
「良かったではないか華楽、高校生には見られてたみたいだよ。」
彼女は驚いたように黒狐を見て。
「分かったの?...さっきの...言葉」
「当たり前だろう?初対面の人と喋るお前みたいなしゃべり方だぞ?流石に解るよ。慣れてるから。と言うか自己紹介はやく。」
黒狐は自慢げに言った。
「...あ、忘れてた...私...実笛華楽って言います...よ、よろしく...」
華楽は少し棒読み混じりで自己紹介をし、恥ずかしくなったのか下を向いた。
いっぽう同じく自己紹介を忘れてた霧葉は慌てて。
「あ、わっ、私は、えっと...あれ?...あ、そう!刺花霧葉って言います!その...よ、宜しくお願いします!」
(もう嫌...消えたい...)
霧葉は心の中で泣いた。
しばらくの間沈黙が続き、黒狐が手をパンっと叩いた後
「よしっ!長くて痛い自己紹介が済んだことだし早速仕事現場に行こうか!刺花さんには移動しながら説明するよ。」
「えっ?あ、はい!」
これが霧葉の初めての仕事になった。
...............
「って言うかこの会社って全国にあるんですか?」
車に揺られながらの仕事の説明が終わり、私がいろいろな質問をしているとふとこのことが気になった。
「いや、ほかの所は名前が違うだけであるよ。...ただまあ一つの会社が担当する範囲はバカでかいからあまり名前を聞かないかもしれないけどね...よし、着いたよ。」
気がついたら目的地についていた。
外はやはり禍々しい雰囲気...という訳ではなく、ただの洋館だ
「華楽ここの依頼の内容は?」
洋館の鍵を開けながら黒狐さんは実笛さんに何用を確認した。
「えっと...確か夜中に2人の姉妹がその洋館の前を通っていてその時に姉の方には何も感じなかったけど妹の方は何者かによって肩を掴まれた感覚がしたけど人の姿は見当たらなかった...らしい」
黒狐さんは実笛さんに依頼の内容を聞いていると何故か吹き出しそうになっていた。
一方実笛さんも少しだけ顔色が悪くなっていた。
今はまだ何も私達には分からなかった。
「あ、あの...実笛さんっ!」
洋館の中を歩いていて、急に私に声をかけられたからか驚いた様子で少しオドオドしていたが我に返ったのか恥ずかしそうに。
「な、なに?」
なんだろうなんか可愛い。
「いや、顔色が悪そうだったので大丈夫かなと...」
すると実笛さんが笑って
「ふふっ、大丈夫、と言うか普通に喋れるんだね。」
少し私をからかうように言った。でもそれが何故か嬉しかった...決してMだからとかではない。そう決して。
「ちょっ、や、辞めてくださいよ〜。」
「ごめんごめん、あ、あと普通に華楽って呼んでもらっていいよ、呼びにくいでしょその言い方。」
確かに呼びずらかった。しかし呼び方と言ってもどう呼べばいいか...
「じゃあ、華楽さんで。あ、なら私も霧葉って呼んでください」
「うん、よろしくね霧葉さん。」
(なんでしょうこの私がこれまでの学生時代決して味わうことのなかった感じ...)
そこで私は気づいた。
(そうだった私友達って言える友達がいないんだった...喋れないから。)
「幼女〜幼女が足りない〜。」
どこからかそんな声が聞こえできた。
前を向くと何か近寄り難いオーラを放つおじさんがいた。
と言うかロリコンだこの人。
私達の存在に気づかなかったのか私たちを見て、
「だ、誰だ!お前達!せ、拙者になにか御用でござるか!」
オタクでもあった。
「と、言うか見えるのでござるか?拙者が。」
そう、幽霊のほとんどは見えないたまにこの世への念が強すぎて見える人もいるがその他の霊はそういう感覚がある人でしか見ることは出来ない。
いつの間にか華楽さんが消えていた。
すると黒狐さんが、
「という事は貴方がこの洋館の外で問題を起こしていると。」
するとオタクは不思議そうに
「洋館の外?拙者ずっとこの中で過ごしているでござるよ?」
...マジですか。
「...たぶん...霊は、そこの人しか...いない...だから、その人の念が、外の人に...影響した。」
近くを調べてたのかいつの間にか帰ってきてた華楽さんがそう言った瞬間、オタクが華楽さんへと飛んで行き。
「よ、幼女だーっ!」
そう叫んだ。確かにそう叫んだ。
華楽さん急なことでフリーズ
「この身長、そしてこの目!自分にはあっていないのに来ているこのロングコートが余計ロリを引き立たせているっ!」
華楽さんの肩を掴んだ。
「もしかすと、いや!拙者のロリコン魂が叫んでいるこの子こそが究極のロリだとっ!」
華楽さんは涙目になって、と言うか泣いているのかもしれない。
すると顔を手で覆ってから
「私はロリじゃないもんーっ!」
華楽さんはそう叫びながら膝から崩れ落ちた。
オタクはフリーズしていたが、少し表情が緩んでいた。
「えっと...そんで貴方が持っている念とは、何だか分かりますか?」
オタクは少し寂しそうな表情になって喋り出した
「拙者には、妹がいるのでござるが、その妹は拙者の事を見ないようにしているんでござるよ。しかも母上殿も父上殿もだれも拙者を見ていなかった。だから拙者...1度でいいでござるから、お兄ちゃんと、読んでほしいんでござるよ...もうこうなってしまっては無理でござるが...だから妹に似た人が歩くと拙者の念でその人を止めてしまっていたのかもしれないでござる。」
この人はとっても寂しそうな顔でそう言った。
「なら、あなたの持っている未練は『お兄ちゃんと呼ばれたい』って事ですね。」
黒狐さんは真剣な表情になり
「なら...私がそう読んで差し上げましょう!」
空気が凍りつくのがわかった。
この人マジで言っているのかもしかして話の意味りかいしていない?
(流石にこの人も返す言葉が...)
「いや拙者お兄ちゃんって呼ばれるんなら幼女に呼ばれたいでござる。ついでに貴方男でござるよ?」
黒狐さん...振られたね。
いや、ホモさん。
どうも語彙力が無い友達、友氏共友です。
他の作品と自分の作品を比べるとまだまだだと混じますし誤字脱字後ほんとに多いです。
そんなことも気にせずに読んでくれた皆さんには感謝の言葉しかありません。
どうか変な文字を見つけても見捨てないでください。