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琵琶湖の亡霊  作者: marron
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プロローグ:鳥人間コンテスト落選

封筒が大きいのは琵琶湖への夢が入っているから。

そんな言葉が頭をかすめる。

では、小さい封筒に残っているのは何なのか。

失意、絶望、消沈

そういった何か心の穴を作る何かが封筒の中に圧縮して詰まっているのかもしれない。


読売テレビから届いた、小さな封筒の中には薄っぺらい紙が1枚入っていた。


『貴チームの出場を見合わせていただくことになりました』

『また次回大会への出場申し込みを心よりお待ちしております』


ずらずらと書かれた文字列の中で、この2文だけが頭に直接焼きつけられたかのように刻み込まれた。


その瞬間、私たちSkyWingsの作っている人力飛行機は10mのプラットホームから琵琶湖に飛び立つことができないことが決定した。


2017年 鳥人間コンテスト 落選


ああ、チームのブログにこうやってちゃんと書かないといけないな。

どこか自分の考えではないかのように、そんな仕事が頭に思い浮かんだ。


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