表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/88

第76話 秘められし鏡と沈黙

「神器? ん? ん?」

 なんか予想もしていなかった話が出てきて、ちょっと頭が追いついてこない。

 色々あって寝たいけど報告もしたいパンパンの頭に、新たになにかは入らなそうなんだけれど。


「えっと………神器って、そんなに数多くあるものなの?」

《そんなわけないじゃない》

 クリアリは、怒るようにそう返した。

「でも、うちにもう2つあるんですけど」

 いくつあるか知らないけれど、神器って国宝じゃないの?

 天秤をお母さまが持っていたことにも驚いたけれど、もうひとつ!?

 

「その鏡からは誰が出てくるの?」

 思わず聞いてしまった。

 だって、天秤からクリアリが出現したんだもの、他の神器にも誰かが宿っててねおかしくない。なのに。

《……………》

 時間の流れが止まってしまったかのような沈黙。

 いつもの皮肉めいた言葉も、呆れたような溜息もない。

《あなたの正体がバレる前に、距離をおきなさい》

 そう言って、お菓子を頬張りお茶を飲んで、さっきまでの話はなかったように用意して欲しいテーブルのことなんかを話す。


 聞いちゃいけないことだと察したから、私もあとはお土産話に切り替えたけれど、気になるなぁ。

 クリアリのこの態度も、鏡の存在も、それをイリが私に託したことも。


 だって神器よ?

 盗んできてしまった?

 城に出入りできるから、その可能性も否定できない。

 そうだとしたら、私はその犯罪に加担していることにならない?

 だって現物がここにあるんだもの。


《今日は疲れたでしょ。早くおやすみなさい》

 私があれこれ考えていると、眠くなったと勘違いした―――――――ううん、眠いけれど、あぁだからなの? ぜんぜん考えが前に進まない。



「わかった。寝るわ。でもクリアリ、ひとつだけ天秤にかけさせて」



 じゃないと、この底の見えない暗い不安を抱えたままじゃ、怖くて寝れそうもないんだもの。


短っ!

でも、ここで区切っておかないとって感じで公開しました。

気になる鏡。神器って見たことあります?

私、伊勢によく行くのでその機会がありまして、遠目にですけれど。

遠目にしか、一般人は見れないものですよね。普通は。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ