もういいかな?
「そっか、魔界も人間界と変わらないんだね」
「でも、人間を食べるのだけはどうにも恐ろしかったよ」
「うう•••」
「向こうでもハーベルが突然消えてびっくりしてるだろうね」
「ああ、でも最後の仕事もやり遂げたし後腐れはないと思うよ」
「ハーベルだもんね」
「何ヵ月も無駄にしちゃったけど、サリエルに動きはなかった?」
「そういえば、ハーベルのことばかりで全然気にしてなかった」
「大きな動きはなかったようね」
「リーフ、天界へ行って無事に帰ったことを伝えて、サリエルの動きについても、もっと詳しく探って来てくれないか?」
「分かったわ」
俺は、リーフィアとしばらくゆったりとした時間を満喫しているのだった。
「おい、最近ハベル見たか?」
「いいや」
「おかしいな、あんな真面目なヤツが休むなんて!」
「まあ、仕事はきっちり済ませてくれたからいいけどな」
「本当だぜ、鬼龍玉が出来上がってなかったら俺たちも死刑になるところだった」
「ハベル様々だな、居ねえけど」
「ははは、」
「あいつ、使えるヤツだったから見逃してやってたけど、どうみても人間だったよな!」
「ああ、もう食ってもいいよな?」
「だな、早く顔出さないかな•••」
「そういえば、サリエル様って処刑されたんだろ?」
「ああ、人間のガキにコテンパンにされたって、魔界へ送り返されたって聞いたぜ」
「ははは、ハベルだったりしてな!」
「それはないだろ!」
「ははは、」
「お前ら、無駄話してないで働けよ」
「ほいほい」
レオンが、急いだ様子で目の前に現れた。
「ハーベル、大変なことが分かったぞ!」
「レオン、突然どうしたんだ!」
「ミリアが、悪魔召喚について調査した結果、今回召喚されたのは、魔王の息子のダリアン王子らしい」
「え、サリエルじゃないのか?」
「ああ、しかも王子って言うだけあって強さもハンパないらしいぞ」
「マジか•••」
「で、レオンたちは、どうするんだ?」
「僕たちは、もう少し情報を集めるよ!」
「頼んだ!ああ、そう言えばこれを渡しておくよ。テルミットっていう魔道具なんだけど、遠くにいても話ができるんだ!」
「おお、ありがたい!」
「俺たち【MACOK】も、この耳の魔法陣で【MACOK】同士なら会話ができるんだ」
「へえ、今度俺にも教えてくれよ」
「いや、「魔法陣使い」がいないと結局使えないよ!」
「なるほど•••」
レオンは、テルミットの使い方を聞くと、あっという間に消え去った。
次回 【修行再開】




