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ソーサリーエレメント2  作者: 吾妻 八雲


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19/32

救出作戦

「やはり来ましたか。レオン!」

「なぜ、俺の名を?」

「メルキドから、使えない【MACOK】がいることは聞いていました。最近の「魔法陣使い」の失踪にも関わっているのでしょう」


「なぜ?まさか?」

「ああ、シグマならそこにいますよ」

マリフィスが、足元を指差した。

「お前、シグマになにをした!」

「死んでいただきました•••」


「当然でしょ、使えないものは死ぬ、それが世の理です。使えない人類も死ぬ、至極当然のことです」

「なんだと!」


レオンたちは、いつものように捕獲しようとしたが、すべて交わされてしまった。


「私が、何の対策もしないでいるとでも?無能な「魔法陣使い」たちとは違うのですよ」


「くそ、何てことだ!」

「レオン、落ち着いて!」

みんなが、声をかける。

そうだ、今の僕にはこんなに仲間がいる•••


「分かった、マリフィス、お前のことを甘くみていた。謝るよ」

レオンが、頭を下げた瞬間、サクナが魅了魔法陣を発動した。


「こんなものでどうでしょう?」

「チェックメイト」

レオンが、マリフィスの背後にまわると

「白昼夢!」

ミリアの魔法でとどめをさした。


「やった!」

サクナが、そう言って手をあげると、

「だから、対策済みだっていっているではないですか•••間抜けども」

「ああ、サクナ!」


マリフィスの剣が、サクナの身体を貫いていた。

「ぐっは•••」


サクナは、大量の血を吐いて倒れこんだ。


「サクナ•••」

ミリアが、抱えあげる。

レオンが、すぐさま二人を抱えれて距離を取った。


「この野郎!」

トリガーが、砲弾を浴びせると、マリフィスは、木の壁ですべて弾き返すと、アルカの背後から剣が襲いかかる。


すかさずトリガーが、バリアで何とか防いだが、

「こちらが、お留守ですよ」

マリフィスの剣は、アルカの首を•••。

「イヤーーー!」


「フォレスト•フューリー!」

木々が、槍となって襲いかかる。

マリフィスが、次々と【MACOK】たちを剣と魔法で殺していく。

「ああ、やめてくれ!」


レオンが、半狂乱になりそうな声で叫んだ。


「だから、無駄だって言ったじゃないですか!」

剣で【MACOK】にとどめをさしながら言い放った。


「ミリア、トリガーとリセを連れて逃げてくれ」

レオンは、そう言うとみんなをアジトまで飛ばした。


「はあ、降参ですか?レオン?」

「ああ、俺たちの負けだ!」

レオンが、倒れこんだ。


「ハーベル、助けて•••」

そのとき、ハーベルが一瞬で飛び込んできた。


「お前、レオンに何をした!」

「おお、ハーベルさんではないですか!お待ちしていました」

「バカ、お前なんか待ってねーよ」


ハーベルは、そう言うとマリフィスの剣を目にも止まらない早さで奪うと、

次の瞬間、マリフィスは、遥か上空に放り出されていた。


「ああーーーーー」

「ハーベルさーーーーん、私の【MACOK】になってくださーーーーい」

そう言ってまっ逆さまに大森林へ落ちていった。


「言ってろ、バカ!」

一瞬でレオンのもとに戻ると、


「レオン、大丈夫か?」

「うう、ハーベル•••」

そのまま気を失ってしまった。

レオンを、家に連れて帰ると、しばらく休ませてあげることにした。


「治療は、バッチリだ。あとは、目を覚ますのを待つだけ」

「あれ、ハーベル?」

「おお、気がついたか!」


「マリフィスは?」

「ああ、捨ててきた!」

「捨ててきたって•••」


「ああ、ミリアたちは?」

「あそこには、レオン以外生きてる人はいなかったよ」

「サリエルの宮殿に僕たちのアジトがあるんだ•••」


「じゃあ俺が、連れてくるよ!」

そう言うと一瞬で三人を目の前に連れてきた。


「あれ、何が起こったの?」

「おお、レオン!」

「ああ、生きてたのね!よかった!」

ミリアの涙が止まらない。


三人は、レオンを抱き締めてしばらく動けないでいた。

次回 【絶体絶命】

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