救出作戦
「やはり来ましたか。レオン!」
「なぜ、俺の名を?」
「メルキドから、使えない【MACOK】がいることは聞いていました。最近の「魔法陣使い」の失踪にも関わっているのでしょう」
「なぜ?まさか?」
「ああ、シグマならそこにいますよ」
マリフィスが、足元を指差した。
「お前、シグマになにをした!」
「死んでいただきました•••」
「当然でしょ、使えないものは死ぬ、それが世の理です。使えない人類も死ぬ、至極当然のことです」
「なんだと!」
レオンたちは、いつものように捕獲しようとしたが、すべて交わされてしまった。
「私が、何の対策もしないでいるとでも?無能な「魔法陣使い」たちとは違うのですよ」
「くそ、何てことだ!」
「レオン、落ち着いて!」
みんなが、声をかける。
そうだ、今の僕にはこんなに仲間がいる•••
「分かった、マリフィス、お前のことを甘くみていた。謝るよ」
レオンが、頭を下げた瞬間、サクナが魅了魔法陣を発動した。
「こんなものでどうでしょう?」
「チェックメイト」
レオンが、マリフィスの背後にまわると
「白昼夢!」
ミリアの魔法でとどめをさした。
「やった!」
サクナが、そう言って手をあげると、
「だから、対策済みだっていっているではないですか•••間抜けども」
「ああ、サクナ!」
マリフィスの剣が、サクナの身体を貫いていた。
「ぐっは•••」
サクナは、大量の血を吐いて倒れこんだ。
「サクナ•••」
ミリアが、抱えあげる。
レオンが、すぐさま二人を抱えれて距離を取った。
「この野郎!」
トリガーが、砲弾を浴びせると、マリフィスは、木の壁ですべて弾き返すと、アルカの背後から剣が襲いかかる。
すかさずトリガーが、バリアで何とか防いだが、
「こちらが、お留守ですよ」
マリフィスの剣は、アルカの首を•••。
「イヤーーー!」
「フォレスト•フューリー!」
木々が、槍となって襲いかかる。
マリフィスが、次々と【MACOK】たちを剣と魔法で殺していく。
「ああ、やめてくれ!」
レオンが、半狂乱になりそうな声で叫んだ。
「だから、無駄だって言ったじゃないですか!」
剣で【MACOK】にとどめをさしながら言い放った。
「ミリア、トリガーとリセを連れて逃げてくれ」
レオンは、そう言うとみんなをアジトまで飛ばした。
「はあ、降参ですか?レオン?」
「ああ、俺たちの負けだ!」
レオンが、倒れこんだ。
「ハーベル、助けて•••」
そのとき、ハーベルが一瞬で飛び込んできた。
「お前、レオンに何をした!」
「おお、ハーベルさんではないですか!お待ちしていました」
「バカ、お前なんか待ってねーよ」
ハーベルは、そう言うとマリフィスの剣を目にも止まらない早さで奪うと、
次の瞬間、マリフィスは、遥か上空に放り出されていた。
「ああーーーーー」
「ハーベルさーーーーん、私の【MACOK】になってくださーーーーい」
そう言ってまっ逆さまに大森林へ落ちていった。
「言ってろ、バカ!」
一瞬でレオンのもとに戻ると、
「レオン、大丈夫か?」
「うう、ハーベル•••」
そのまま気を失ってしまった。
レオンを、家に連れて帰ると、しばらく休ませてあげることにした。
「治療は、バッチリだ。あとは、目を覚ますのを待つだけ」
「あれ、ハーベル?」
「おお、気がついたか!」
「マリフィスは?」
「ああ、捨ててきた!」
「捨ててきたって•••」
「ああ、ミリアたちは?」
「あそこには、レオン以外生きてる人はいなかったよ」
「サリエルの宮殿に僕たちのアジトがあるんだ•••」
「じゃあ俺が、連れてくるよ!」
そう言うと一瞬で三人を目の前に連れてきた。
「あれ、何が起こったの?」
「おお、レオン!」
「ああ、生きてたのね!よかった!」
ミリアの涙が止まらない。
三人は、レオンを抱き締めてしばらく動けないでいた。
次回 【絶体絶命】




