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リローケタブル  作者: ペン図
一日目
8/9

二話目

ガップルに教えてもらった場所に向かうと話にあったキッチンカーが見えたので

そのまま歩いて向かう、キッチンカーに着いてカウンターに

「すみませーん」

と呼びかけた。


するとカウンターの下からオオカミの耳が出てきて

「ん?お客さんかな、まだ開店準備中だよ」

「バイトをしに来たノリといいます、ガップルにここを紹介されたので来ました」

カウンターから出ている耳に向かって話すと


「えっ君が、今準備しているから椅子に座って待っててね」

と言い耳が引っ込んだので座って少し待つと


「いやー予想よりも来るのが速かったからびっくりしたよ」

と言いながらカウンターから上半身が出てきた

その見た目はモフモフしたオオカミの青年で左目が閉じている


「君が電話にあったノリだね、改めて初めまして

 私はここの移動式屋台を営業しているてんちょーだよ、よろしくね」

右手を差し出してきたので


自分も手を取って

「はい、よろしくお願いします」

と握手をした。


「じゃあ早速だけどオリジナル商品の簡単な方の練習をしてみよっか」

「オリジナル商品とは何ですか?」


「この店のメニューはほとんど海月塩味っていう施設管理者に教わったんだけど、

 オリジナル商品は自分で作ったやつだよ。


 オリジナル商品は二つあって一つ目は今から作る食べ歩きできるハンバーグで、

 二つ目はお好み焼きをクレープみたいに丸めたやつだよ

 これは少し難しいからバイトに慣れてきたら教えるよ。


 じゃあさっそくハンバーグを作るから見ていてね」

「わかりました」


「さてと、まず使う道具はこのカウンター下にあるから覚えてね」

取り出したフライパンに脂をひいて温め始めた


「そして、これが焼くハンバーグだよ、焼く前に少し常温に置いておいてね、

 あと中に空洞があって崩れやすいから扱いは慎重にね」

ゆっくりとハンバーグをフライパンに置く


「ここから中火で調べたやつでは三分だけど

 このハンバーグはすぐ焼けるから一分位焼くよ。


 焼けたらひっくり返して蓋をして2分半位蒸し焼きにしたら出来上がり。

 そしてこの出来たハンバーグを紙袋に入れてから

 この専用の容器を使ってハンバーグの中にケチャップを入れると完成だよ。


 それじゃあ実際にやってみようか」


そして一緒に昼過ぎ位までハンバーグや他の料理の練習をした。


「今日の所はここまで、中々焼いたね、良い腕だったよ。

 せっかくだしこの作ったやつ食べる?」

「えっいいんですか?」

「練習用に作ったけど食べなきゃもったいないからね、私のおごりだよ」

料理をもらったのでカウンターに座って話しながら食べることにした。


「さて、初めての感じはどうだったかな」

「はい上手く出来たと思います、色々教えてくれてありがとうございます。」


「なんか照れるね」

てんちょーが恥ずかしそうにした。


「そういえば、はい今回の手当、初回ボーナスも混みで出しとくから

 服とかアクセサリーを買ってコーデしてみてね」

「ありがとうございます、ところでおすすめの服屋って知ってますか?」


「そうだなぁ、一日目の商業区は特に混んでそうだし‥

 そうだ!あそこなら空いていそうだな、

 場所をマップに書き込んどくから行ってらっしゃい」


てんちょーにお疲れ様でしたと一言伝えてから出発した。

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