キミの角度にて

キミの角度というのがあって

それはたぶん、僕だけしか

気づいていないんだろうと勝手に思ってる

僕にとっては自慢になるし

キミにとってみては

普通にしているだけなのに、と

疑問に思えるのだろう

わがままを押し通す無邪気なキミを

僕は何度となく

それはもしかしたらキミの

間違いじゃないのかな、と

遠回しに伝えた

キミは僕の話した言葉の意味を少しずつ

理解しようとしながら

でも、とか

やっぱり、それは・・とか

否定的な言葉で返してきた

やっぱり、キミの角度というものがあるんだよね

さっきの肘をついた姿勢にも

でも、キミは気づいていないフリをしてる

じつは、そっちのほうが

大変なんだろう？

僕はキミに言えるはずもなく

キミの角度を

また探してる