表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で無双しません!  作者: つきちよ
第1章
3/3

不適合な私

ここのところは何かトラブルがあるわけでもなくユーツーベやスマホのアプリで遊んでいた。ゲームは詳しくないけど、友達がやっているのをみてるのは楽しい。


引きこもりではないけど、のんびりと過ごすことが好きなので外に出かけることはあまりない。自分でも堕落していると思うけど、誰かに迷惑かけていなければいいかなと思っている。私がだらけることで困る人いたらごめんなさい。先に謝っておきます。


両親は仕事で忙しいし、ほかにきょうだいもいないので猫のくるみとチーズの2匹が私の癒しだ。家族の一員なので溺愛している。2匹のためならお世話することも嫌じゃない。面倒くさがりの私だけど、愛する家族なら話は別!めちゃくちゃかわいがる自信がある。


そんな平凡な暮らしを送っていたのに…。


こっちの世界に来る前の最後の記憶は暖かい部屋でブランケットにくるまって寝ていた、と思う。たしかくるみと遊んでいて、くるみがチーズを追いかけて別の部屋に行ってしまい、私は自分の部屋でゴロゴロしてたらいつの間にか眠ってしまっていた。うん、たしかにそうだ。そのつぎに起きたときはもうこちらの世界だった。


異世界に普通があるのかわからないけど、普通はこういうものなのかな?わけもわからないまま放り出されるのが最近の流行りなのかい。


私は向いてないと思うんだよね。魔物と戦うとか、出来ないよ?後ろ向きな転移者はいらないよね?ほかの人に頼もうよー。私の生きがい(のんびりすること)を奪わないでほしい。あ、はい、理解できないのはわかります。そっとしといてくれるだけでいいんです。関わらないでほしかった。


今のところ魔物がいるかはわからないけど、これからどうしようかな…。だれか会話ができる人がいるだろうか。生活できるのかな。異世界だと私の年齢くらいの子どもでも働いてそうなイメージ。あくまでもイメージです。


勝手なイメージといえば貴族がいたり、魔法があったりするのかな?あと悪役令嬢かいるとか?


ゴメン、こんなことになるならアニメとか観ておけば良かった。父がみてたのに「ふーん」って興味がなかったからスルーしちゃってたよ。スライムが戦ってたな、そういえば。そして強くなっていってた。たしか。でもそれくらいの知識しかないや。


とにかく、考えても原因もわからないので、エイちゃんに今後のことを相談すればいいという結論になった。まあ、そうなるよね。困ったときのエイちゃん。頼りにしてます。出会った(?)ばかりだけど。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ