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特別編 1 :路地裏
単話です。
ふと思いついたので書きました。
※本編との関係は一切ありません。
「んがっ!」
男を壁に叩きつける。
即座に詰め寄り、開いた大バサミの切っ先を男の首を挟むように壁に突き刺した。
そして、ギリリリ⋯と少しづつ刃を狭めながら、オレは男に質問をした。
「おい、てめぇらの親玉は誰だ?」
「し、知らねぇ⋯⋯」
「知らねぇだぁ? 首切られてぇのか、あぁ?!」
刃をさらにギリリと狭める。
今にも刃が男の首に触れそうだ。
「ほ、本当に知らねぇんだよ! 信じてくれ!」
「⋯⋯⋯⋯そうか」
「あ、あぁ⋯⋯!」
「じゃあな」
───ジャキンッ。
目を伏せ、ハサミを閉じた。
男の首は胴体を離れ、肉体はデータの粒子となって空に消えた。
「やれやれ、またハズレか」
ため息ひとつで独りごちながら、オレは薄暗い路地裏をゆっくりと歩いていった。




