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EPILOGUE:Mr.ヘンドリックの帰結
私は牢の中で泣いた。泣き続けた。
あまりにも自分のしたことが情けなさすぎて涙が止まらなかった。
「爺さん、アンタは大した野郎だよ。その力、なんで世の中の為に活かさない?」
「いや、私はただ……ただ……ただ……」
「ん?」
「彼女に振り向いて欲しかった……」
「そうか。お迎えがきたよ」
視線をあげるとそこにはムっとした顔のキャサリンがいた。
「帰りますよ。ご主人様」
私は彼女が運転する車にのって家路を辿った。
辿りついた先は私とキャサリンがいた豪邸ではない。
私がかつて暮していた質素なアパートの一室だった。
「おかえりなさいませ! ご主人様!」
こういう余生も悪くはないか――
∀・)ご一読頂きありがとうございました!下らなくて馬鹿馬鹿しいけど何か考察して貰えれるような作品を目指して書きました!メイドさんというと皆さん可愛いキャピキャピしたコを想像すると思うんですよ。そのなかでひときわ違うのを書こうと思って生まれたのがキャサリンとマイケルなんだと思います。受けとめ方は人それぞれだと思いますが、そのそれぞれを尊重したいと僕は思います☆☆☆彡