Ｍｓ.テイラーの憂鬱

PROLOGUE：Ｍｓ.テイラーの驚愕

　館上空にヘリが舞う――

　それは２機……３機……と。館の周囲には特殊部隊の車両が集った。

『世界を脅かす悪魔テイラーよ！　貴様は包囲された！　観念して出て来い！』

　特殊部隊の隊長らしき壮年がマイク越しに通告した――

「どうしてだ！？　どうしてこんな事になった！？」

　御年９０にもなるご主人様は血相を変えて私に迫った。

「どうして……どうしてって……」

　ご主人様は今にも泣きそうな顔をしている。

　しかし泣きたいのは私だ！　私のほうなのだ！

「どうしてこうなったのかわからないのですぅ！！」

　私は堪えていた涙をボロボロと零すしかなかった！！！

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∀・)お久しぶり。ひだまりのねこさん主催「つれないメイド企画」参加作品です。ちょっと考えさせるところがある作品ですが、お気軽に楽しんで欲しいと思います☆☆☆彡