97/172
王女様と護衛と話
「ご迷惑をお掛けします。イリス様には貴方しか頼れないので
そうエミリアさんが言うとイリスがエミリアさんを睨みつける。
「先程から貴女も失礼ですね」
「事実でしょ?」
「うっ、……確かにアイトさんにはお力をお貸し願いたいのですが、別に頼れると言うわけではありませんよ、こんな平民」
エミリアさんに事実を突きつけられてバツの悪そうな顔をするも、俺のことは貶したように言うイリス。そんなイリスの言葉を代わりに謝罪してくれるエミリアさん。
「申し訳ありません。本当はイリス様も頼りにしているのですが」
「分かってますよ。あれですよね、イリスはツンデレというめんどくさいやつ」
「誰がツンデレですか!?貴方にデレた覚えはありませんが!?」
俺のツンデレと言う発言に対して勢いよく突っ込んでくるイリス。やっぱりイリスは反応が楽しい。
そんな俺たちのやり取りをエミリアさんは微笑ましく見ている。そういえばイリスもエミリアさんの前では猫は被らないんだな。まぁ直属の護衛だしその必要もなきのかもしれないが
それと二人はとても仲のいい雰囲気が感じられる。エミリアさんもイリスに対して敬語は使ってないし、そのことをイリスも特に気にしている様子もない。二人は主従以上の関係なのかもしれないな。




