王女様と来訪
スノアが部屋に来てから数日が経った。今日もいつも通りに授業を終え、次男の部屋へと戻ってきた。だけどそこでいつもと違うことあった。
「あれ?鍵が開いてる。閉めるの忘れたか?」
確かに閉めたはずだが。と少し疑問に思いながらもそこまで深く考えることなく忘れたのだと思いながらドアを開ける。するとそこには何者かの影があった。
「だ、誰だ!?」
「私です」
誰かと声を掛けたところ悪びれることのない声で返してきたのはイリスだった。何でこいつが俺の部屋にいるんだ?それに勝手に入ってきて。鍵もこいつが開けたのか?
「なんだ勝手に人の部屋に入ってきて。体調崩してたんじゃないのか」
勝手に部屋に入ってきたことを問い詰めながら体調のことも確認する。今日の授業、こいつは体調不良で休んでいたのだ。まさかとは思うが俺の部屋に侵入するために休んだなんてことはないよな。
「この度は本当に申し訳ありません」
イリスのことを睨んでいると謝る声が聞こえてくる。声のした方を見るとそこにはもう一人人物がいた。イリスに注目していて気づかなかったがもう一人いたようだ。
淡い黄緑色のウェーブがかった髪を腰まで伸ばしていて、腰には剣を装備している女性で恐らくはイリスの護衛か何かだということが分かる。
そんな彼女はイリスと違い申し訳なさそうに頭を下げて謝罪してきた。




