スノア
「わっ、もうこんな時間です!」
お茶を飲みながら話を楽しんでいると、部屋に置いてあった時計を見たスノアが驚きの声を上げる。それに釣られて俺も時計を見てみると、スノアが来てから三時間以上も経っていた。話をしていただけなのにもうこんな時間になっているとは。スノアとの話が楽しくてつい時間を忘れていたようだ。
会話の内容はお互いのことも当然ながら、アリシアさんについての話も多かった。スノアは本当にアリシアさんのことが好きなんだと改めて感じた。
「楽しかったから時間を忘れてたよ」
「スノアもです!とっても楽しかったです!」
お互いに笑みを交わし合う。スノアが部屋に訪ねてきた時は一体何事かと思ったが、彼女と友達になれて本当に嬉しい。スノアの俺に対する印象は初めはあまりよくないものだったけど今ではそれは全くなくなっていると思う。きっとスノアも心から楽しんでくれているだろう。
「それじゃあスノアは帰るです……突然来てごめんです。でも、とっても楽しかったです!」
ひらひらと浮かび上がり別れの挨拶を告げてくるスノア。
「俺も凄い楽しかったし気にしなくて良いぞ。またいつでも来てくれ」
俺もスノアに挨拶を返して、お互い最後に「また」と交わす。そしめスノアは転移魔法で姿を消した。
思いがけない来訪者だったけど、スノアと友達になれた。
スノアは天真爛漫といった感じで、話しているだけでもこっちまで笑顔になるような存在だ。またいつ来ても大丈夫なように紅茶と砂糖を用意しておこう。




