王女様と対処法
「と言うことでイリス様――イリスへの仕返しはこれと言うことで、いいですか?アリシアさん」
「イリス!?」
「アイトがいいならいいけど……」
イリス様改めイリスと呼んだところイリスは大声を上げて驚く。そんなイリスを無視してアリシアさんは俺の言葉に頷いてくれる。しかしイリスに対して思うところはあるようだ。
「私は王女ですよ!貴方みたいな平民が呼び捨てで呼ぶなんて!」
怒鳴るように言いながら詰め寄ってくるイリス。迫力あるな。でも……。
「ひっ」
アリシアさんに睨まれてビクッと身体を震わせ小さな悲鳴を漏らしている。何度目だろうかこの状況。
「てい」
もう一度イリスにチョップをお見舞いする。そうすると勿論イリスは俺を睨んでくるわけだが、それはひとまず無視してアリシアさんに提案する。
「もし俺がイリスに何かされたらこのように自分でやり返すのでアリシアさんがわざわざ何かをすることはありませんよ」
恐らくだけど今後もイリスは俺に対しての当たりはキツいだろう。その度にアリシアさんの怒りを買っていたらいずれ本当に殺されかねない気がする。なのでここは俺が自分でイリスに対処すると言うことですアリシアさんには納得してもらいたい。
「そういうことならいいよ。でも困ったことがあったらいつでも言ってね」
「はい。ありがとうございます。その時は頼らせてもらいます」
こうしてアリシアさんにはなんとか納得してもらえた。




