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アリシアの逆鱗
「その『隷従の首輪』はイリス様に付けられました」
自分で壊そうと思っていたらあっさりと外されてしまった『隷従の首輪』。それを付けられた経緯について説明する。
「イリス?」
「この国の王女じゃ」
どうやらアリシアさんはイリス様のことは知らなかったみたいで名前を聞いて首を傾げたが、それに精霊王様が答えてくれる。イリス様とは知り合いみたいだったからな。
「そっか、王女が……」
精霊王様の言葉を聞いて段々と怖い顔になっていくアリシアさん。
「待つのじゃアリシア。お主、何か企んでおるな?」
怖い顔になったアリシアさんを見て慌てる精霊王様。うん、俺も少し焦ってる。何かするつもりですか、アリシアさん?
「そいつを、凍らす」
怖い顔のまま告げるアリシアさん。全く冗談を言っているようには見えない。
「待つのじゃ!落ち着くのじゃ!」
アリシアさんの言葉を聞いた精霊王様が益々慌ててアリシアさんを止める。俺も同意見です。少し過激過ぎませんか?
「アイトを虐める奴は、全て凍らす」
「だから落ち着くのじゃ!」
「そうです!待ってください!その気持ちは嬉しいけど待ってください!」
殺気立つアリシアさんを二人がかりで何とか落ち着かせるのだった。




