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精霊王様と誤解

 突如、怒りをあらわにしながら現れたアリシアさんはどうやら俺のことを想ってのことのようだ。それに対しては嬉しく思う。

 ネックレスにはこういった緊急事態が起こるとアリシアさんに連絡が行くと言っていたので、それで急いで来てくれたのだらう。本当にありがたい。


 「なんじゃ?そやつと知り合いなのか?それと傷つけるつもりは無かったのじゃ」


 アリシアさんが俺の名前を出したことで精霊王様が知り合いなのかと聞いてくる。そして傷つけるつもりはなかったと言うが、あれ当たったら確実に死んでたんだけど?アリシアさんに貰ったネックレスがなかったら死んでたよ?


 「嘘。ネックレスが反応した」


 冷たい声のまま精霊王様の言葉を否定するアリシアさん。ネックレスは危機に自動で発動する。つまり発動したという事はそういった状況だったということになる。


 「ネックレス?……ふむ、成程なのじゃ」


 精霊王様はアリシアさんの言葉に何かを納得したようだ。

 

 「何か誤解があるようじゃな。妾もちゃんと説明するから場所を変えるのじゃ」


 「……分かった」


 場所を変えて話をしようと言う精霊王様の提案にアリシアさんは一瞬考えた後で頷いた。そうして二人の魔王が話し合いをすることになったのだ。

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