精霊王様と模擬戦
「さぁ、どこからでもかかってくるのじゃ」
結局俺は精霊王様と模擬戦をすることになり、現在俺たちは向き合っている状態。相手が魔王であるからか先生も何も言わず軽く模擬戦を認めた。あなたは否定して止めて欲しかった。生徒が魔王と戦うなんて止めるべきだと思うんです。
まあここでうだうだ言っていても何も変わらないので精霊王様には胸を借りるつもりで行くことにする。それとさっき言っていた凄まじい魔力というのはもしかしたら俺の『目の力』を感じ取ったのかもしれない。アリシアさんにもすぐに気づかれたしね。
それともう一つ、この人、アリシアさんやフィリアさんといった俺の知っている魔王の方達よりも遥かに格上だと思う。もちろん俺なんかからしたらアリシアさんたちも次元が違うんだけど、右目で見た感じ精霊王様はそれを遥かに超えている。
「よろしくお願いします」
だが俺にとっては違いはない。なので軽く頭を下げてから魔法の詠唱を始める。もうこうなったらヤケだ。
そして魔法で炎を出す。
「……ふむ」
俺が魔法で炎を飛ばしたんだけど当然の如く塞がれた。というかただ単に手を前に出して弾いただけだ。本来なら俺の魔法なんて何もしなくてもノーダメージなのだろう。
そして再び顎に手を当て何かを考え始める。
「よし、今後は妾が攻撃するのじゃ」
何か思いついたようだが、それはまたとんでも無いことだった。




