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アーカディア王立学園
アリシアさんの家に訪れた次の日。朝起きて学園へ向かう支度をする。
俺がこの世界に転生してきたのは、ここアーカディア王国の王都近くの森だった。
そこで一人の男と出会い色々とお世話になった。その男は現在学園の二年生で冒険者をやっている。その人の勧めで俺もこの王立学園に通うことになったのだ。
学園は武術科と魔法科の二つがあり、恩人の男は武術科、俺は魔法神である。
「ふぅ、昨日の疲れも殆どないな」
完全に回復きたという訳では無いが少し運動をするくらいなら余裕で行えるだけの体力と気力は回復した。目の力も少し並んだ使えるだろう。
「よし、行くか」
寮の部屋から出て自分のクラスへと向かう。寮塔から校舎は直ぐなので十数分程度でクラスにつく。
教室内に入って空いている席に座る。他のクラスメイトたちも殆ど来ていて友達同士でワイワイとしていた。
因みに俺にはこのクラスに友達と呼べるような存在はいない。別にぼっちとかでは無いはずだ。普通に会話だってする。しかし友達とまで踏み込んだ関係には至れていない。
まあ大した気にはしていないのだが
そしてそんな俺とは正反対の存在がこのクラスにはいる。
イリス・アーカディア。
ここアーカディア王国の王者様である。




