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来訪手段
フィリアさんから加護を頂き、ここの寒さに魔法を掛けなくても耐えられるようになったらしい。それは素直に嬉しいけど、フィリアさんはそれでここにいつでも来れるようになったと言うが、それは無理だ。
何せここまで来る方法がないのだ。
毎回アリシアさんに連れてきてもらうというのも申し訳ない。
そんな事を思っているとフィリアさんが腕輪のような物を差し出してきた。
「それと、これもやろう」
「えっと、流石に貰いすぎな気がするんですが……」
アリシアさんからは自分の大切な核を使ったネックレスを貰い。フィリアさんからは加賀を貰った。
その上、また貰うのは貰いすぎな気がする。
「気にするな。これは転移装置だ。これがあればいつでもここに来れるだろ」
そんなことを言いながら突き出してきた腕輪を反射的に受け取ってしまう。
確かにこれがあればいつでも来れるだろうが……これ、滅茶苦茶高価なやつだよな?
転移装置は魔法具の中でもかなり高価な物だったバスだ。
「我にとっては大したことない額だから気にするな」
再び気にしないように言ってくるが……流石は魔王の一人、転移装置のような高価な魔法具を大した額では無いと言うとは。
それなら折角だし頂いておこう。これがあればいぬでもここに来られるようになるしな。




