告白
今、キス、された?
突然すぎる出来事に思考が固まってしまう。驚いているのは俺だけではなくスノアさんもみたいだ。
だけど炎王様はあまり驚いておる様子はない。
「アリシア、結構積極的だな」
なんて少し感心しているように見える。
レイさんは全身甲冑で表情が分からない。
「……私の気持ちだよ。アイトくんが大好きだから」
……。
もしかしなくても、俺は今告白されてる?
本当に突然のことで固まってしまっていると、今まで少し悪戯っぽく、尚且つとても素敵な笑顔で微笑んでいたアリシアそんだけど、段々と表情が暗くなって行く。
「……ごめんね、いきなりこんなことして。嫌だったかな?」
不安そうな顔で訪ねてくるアリシアさん。それを見て俺は反射的に言葉を返した。
「そんな事ないですよ!全然嫌とかではないですから!」
アリシアさんの不安そうな顔を見て何故か慌てて返してしまう。それに本当に嫌ではなかったのだ。ただ単に驚いて反応が出来なかっただけで。
それにこんなにも可愛らしい人にキスされて嫌な男なんて居ないと思う。
キスされたことは嫌では無いし、大好きなんて言われたことも正直嬉しい。
でも、俺はアリシアさんをどう思っているのだろうか。可愛くて素敵な人だとは思うけど、それは果たして好きなのかは分からない。
「ごめんなさい」
色々と考えた結果俺はアリシアさんに謝罪した。




