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氷王様と結界解読
アリシアさんの核が封印されているという箱を『見る』。
これはなかなか厄介だな。本当に張られている結界が強力で少し『見た』だけでは全てを把握することは出来ない。意識を更に集中させて箱を『見る』。
「……」
「……」
暫くの時が流れる。
その時間は果たしてどれくらいだったのだろうか。
箱を『見続けた』俺はようやく結界の全てを把握することができた。
「はぁぁぁぁ」
集中していた状態を解くと一気に疲労感が襲ってくる。特に右目の疲労感が半端じゃない。
「……大丈夫?」
力を抜いて脱力した俺を見て少し心配そうな視線で言葉をかけてくれるアシリアさん。
やっぱりこの人凄く優しいな。
そんなアリシアさまんに俺は笑顔で言葉を返す。
「大丈夫です。それと、この結界の術式は分かりました」
「!?本当に!?」
アリシアさんもそしてスノアさんも驚いたように目を見開いて俺に確認してくる。
なのでもう一度、「分かりました」と答えたのだが。
「やっぱり、アイトくんは凄いね!」
俺の両手をアリシアさんご両手で包み込んでキラキラした視線を向けてくる。そしてこの顔はなかなかに近い。
て、本当にちかいです!そんなキラキラした目で綺麗な顔を近づけないでください!
そんなキラキラなアリシアさんの笑顔に俺は脈を早めるのだった。




