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氷王様と全知

 隠蔽魔法を使っている氷王様の正体が分かったのが右目なのかと言う質問に頷いて返す。


 「そっか、その瞳、すごく綺麗だね」


 頷きながら俺の右目が綺麗だと褒めてくれる。


 「その目は、魔法が見抜けるの?」

 

 そして更に質問をしてくる。

 なので詳しくは話すことにした。


 「えっと、魔法を読み解くと言いますか、何でも『見える』んです」


 「なんでも?」


 「はい。一応全知なので」


 と、言っても使いこなせていないので、完全には全知とは言えないんだが。


 「全知?」


 俺の返答を聞いた氷王様はこてりと可愛らしく首を傾げる。

 やっぱり信じてもらえないだろうか。

 俺はどうみても普通の人間だ。そんな俺が全知の力を持っているといっても信じてもらえなくてもおかしくない。


 「そうなんだ」


 だけど、暫くして納得したように頷いてくれた。

 どうやら信じてくれたみたいだ。


 「……」


 頷いた後何か真剣な顔で悩むような表情になる氷王様。

 そして暫くして掌に何か氷の塊を作り机の上に置く。


 「これ、何かわかる?」


 丁度掌サイズの氷の塊。見た目的にはただの氷塊にしか見えないけど。

 何かわかるということは何か皿あるのだらう。そう思い『見てみる』。


 「!?」


 右目の力で氷塊を『見てみた』結果、その氷塊の正体は爆弾だった。

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