王子が選ぶ婚約者は、醜い姉か、美しい妹か。
この作品は、萩尾望都先生の「半神」をオマージュした恋愛小説です。
15禁と残酷な描写は保険ですが、ヒロインはシャム(結合)双生児です。閲覧注意です。
「わたくし、シュリか妹のシェラ。選ぶのは貴方ですのよ。王太子殿下」
麗かな午後。黄色いバラが咲き誇る、初夏の空中庭園。
両膝をついて崩れるアベル殿下を、やわらかい陽光が照らしています。
この国の未来を背負う王太子として、あまり褒められた姿とはいえませんね。扇子を開くわたくしのまなざしは、どれほど冷たく彼の目に映るのでしょうか。
わたくしは、マグダラ公爵家の長女シュリと申します。
生まれた瞬間に、王太子アベル殿下の婚約者候補となりました。
血筋だけが高貴な、絶世の醜女ですわ。
生まれつき血色が悪く、骨と皮のように痩せこけて、髪も生えておりません。冬でも屋内でも、目深に被れるサンボンネットが欠かせませんの。
わたくしの傍に立ち、ニコニコ微笑んでいる妹シェラも、同じく婚約者候補です。
こちらは薔薇色の頬に、白磁のような手足、豊かな金髪の巻き毛を持つ、絶世の美少女ですわ。
「時間が、あまり残されておりませんの。早急に結論を。わたくしたちは貴方の決定に従います。さ、行きますわよ? シェラ」
「やー。あべる、だっこ! だっこ!」
天使のような無垢な笑顔で、白いドレスの少女が、スラリとした腕をのばしました。
反射的に立ち上がり、妹を抱きしめるアベル殿下。
殿下は彼女の髪を優しく梳きながら、わたくしに視線を向けられます。
「大丈夫か? シュリ」
「……ええ」
おかげさまで、こちらも転倒を免れました。
シェラは「いたいの、とんでけー」と、無邪気に歌い始めました。わたくしは、怒髪天を衝くような苛立ちをこらえながら、ゆっくりゆっくり息を吐いていきます。
こんな態度しかとれない可愛げのない女ですが、わたくしは彼をお慕いしています。
無垢で美しい妹が、広い背に手をまわし、柔らかな髪を撫で、頬にキスをおくる現場になんか、1秒だっていたくないほどに。
だけど、逃げることはできません。
逃げられないのです。
なぜなら、わたくしとシェラの体は、腰のあたりで繋がっているから。
生まれてから16年間、わたくしたちはずっと二心同体なのですから……。
シェラが突飛な行動をとろうとすれば、巻き添えをくってふたりとも怪我をしてしまいます。だから殿下は、シェラを抱きしめながらわたくしを守ってくださるのです。
神様から極上の美貌を与えられたシェラですが、知恵を授かることはできませんでした。
言葉もろくに覚えられないし、手先が不器用すぎてナイフとフォークがおぼつきません。
情緒も子どものまま。侍医には「2歳〜3歳程度の知能」と診断されています。
体だけ16歳で、腰には骸骨のような醜女がくっついている2歳児が、婚約者候補者なのです。
王太子というお立場は、何の咎や罰でしょうか。
人として正しければ正しいほど、苦痛が増すなんて。いったい、誰が得をするのでしょう?
アベル殿下はとても繊細で、悲しいほど正しいお方です。
わたくしかシェラかを選ぶことに躊躇されても、化け物のようなわたくしたちを蔑むことはされません。
礼儀正しく妹を愛し、わたくしには婚約者の姉という態度で接している……ように思われます。
とにかく、誰もが目をそらすほどの醜女、ギョロリとした眼球の痩せすぎたわたくしに、偽りでも同情でも克己心でも、笑いかけてくれるのはこの方だけなのです。
両親も親戚も侍女たちも、シェラの美しさを称賛し、シェラが大過なくすごすことをわたくしに求めます。
シェラにはドレスや人形を。わたくしにはシェラにも塗るための化粧品や香油を、惜しみなく与えますの。
アベル殿下は、シェラには玩具や人形を、わたくしには本をプレゼントしてくださるのです。外に出ることのできないわたくしに、たくさんの知識をさずけてくださるのです。
時には干からびた棒のような手をとり、恭しく唇を捧げてくれさえする。優しい、優しい王太子さま。
その王子様に、平然として残酷な選択肢をつきつけるわたくしは、見た目だけでなく、心根もたいそう醜悪なのでしょう。
だけど、それでも。選んでいただかなくては。もうそろそろ、本当に時間がなくなってまいりましたから。
アベル様は「わかっている」と、わたくしとシェラを同時に抱きしめました。こうされるのが大好きなシェラは、キャッキャと喜んでいます。
バラの花びらが、そよ風に踊る空中庭園。
天からふりそそぐ金色の陽光。
シェラの無邪気な笑い声と抱きしめてくる腕に雁字搦めにされて、わたくしとアベル殿下は身動きできません。
まるで、牢獄にいるみたいな逢瀬でした。
この国には数十年におきに、腰のあたりで体が繋がった結合双生児が生まれます。
結合双生児は幸福の使いと信じられており、男児ならば王女に、女児ならば王子と婚約を結ぶのです。
これを「シャム婚」といいます。わたくしとシェラは、「シャムの花嫁」と呼ばれていますのよ。
「シャムの花嫁」のひとりは、この世のものとは思えないほど美しいですが、知的障害があります。
もうひとりは、この世のものとは思えないほど醜いですが、高い知能を持って生まれます。
双子が繋がったまま生きられるのは、せいぜい20年弱。時期をみて、切り離す手術が行われます。
この手術は、両方の命をつなぐものではありません。
選ばれたひとりを生かすために、もうひとりの残存機能を分け与える、いわば命の選別ですの。
婚約者は、どちらかを伴侶に選び、どちらかを見殺しする役目を任されています。
歴史を紐解けば、シャムの花嫁は、常に美しい片割れが残されてきました。花婿の方は、頭脳明晰な片割れが残されることもあったそうです。が、シャムの花婿は数百年来生まれておりません。正確なことは、わかりませんね。
わたくしたちの場合は、間違いなくシェラが選ばれるでしょう。
無垢なお人形の方が、使い勝手が良さげですし。六ヵ国語を解し、数学を愛し、考古学の博士号を持つ骸骨女など、しゃらくさいだけでしょうから。
アベル殿下が引導を渡せず、戸惑うお気持ちはわかりますが、もうあまり時間が残されていません。
最近は、立ち歩くだけで目眩がします。わたくしの具合が悪い時ほどシェラは絶好調ですから、ますます疲弊してしまうのです。
シェラもシェラで病弱なので、しょっちゅう熱を出します。すると、わたくしの体中にじんましんができて、皮膚はボロボロに。醜い女が、ますます醜くなるという塩梅です。
熱が下がるとシェラはツヤツヤになり、わたくしは養分を吸われ尽くした植物みたいにげっそりしてしまうのです。
シェラが最後に熱を出して以来、わたくしは不調なままです。絶えず、全身から何かが抜けているような。
アベル殿下が決めかねている間に、はかなくなりそうな予感さえ、してきました。急いでいただかなくては。
空中庭園のバラが散って、ブーゲンビリアが夏の庭園を明るく彩る頃、わたくしはいよいよベッドから起き上がれなくなりました。
新しい布人形を買ってもらったシェラが、おとなしく遊んでくれてなによりです。
もはや、この子の高い声に苛立つことすら、億劫ですの。目の奥と、頭が痛くて。
17歳の誕生日を目前に控えた午後に、アベル殿下がお見舞いにいらしました。
今から、引導を渡されるのでしょう。
察していながら一丁前に怯えて震えるなんて、滑稽ですわね。
定型の挨拶を終えると、人払いをされました。
いよいよです。
わたくしは床についたまま。臣下の礼をとることも、殿下に抱きつこうとするシェラを留めることもできず、勅命を待ちます。
殿下はシェラを寝かしつけるように抱きしめたまま、カワセミのような翠の瞳をこちらにむけました。
「シェラを神の伴侶に。シュリを僕の伴侶に任命する」
整った唇から紡がれた言葉が、全く理解できません。
わかりやすい嘘か、謝罪の言葉を確信していましたもの。
まさか、自分が生かされるなんて、想像したことすらありません。
「なぜ……」
「シャム婚ってシステムを利用したい連中への、意趣返し、かな?」
心情を詳らかにしない王太子にしては、妙に含みのある笑みです。心臓が、どきんと跳ねました。
たいそう温厚で虫も殺せないほど繊細な方なのに、なぜでしょう。殿下は、時々、このように不敵な笑みを浮かべることがあります。
貴公子らしい所作よりも、はるかに心が躍るといったら、不敬でしょうか。
「シェラは、自力で栄養を作ったり、毒素を分解することができない。シュリの臓器機能に頼って生きているから、切り離したら長く生きられない。寄生木みたいな存在、なのかな」
「……」
「シェラを生かすならば、君の臓器をほとんど移植する必要がある。でも、君を生かすなら、繋がっている部分を切り離すだけだ。5年、10年後の生存率がどちらが高いか、考察するまでもない」
選別の理由が、愛や恋ではなく生存率の高低だなんて。
なんて平等な方でしょうか。
苦笑するかわりに、涙がこぼれました。アベル殿下を堪能しつくしたシェラがひっついてきて、「いたーいの、いたーいの」と干からびた額をなでてきます。いつものことですが、いつもどおり、少々鬱陶しいです。
「殿下は、シェラを愛しているのではないのですか?」
「愛しているよ」
間髪を容れない返答に、また涙がこぼれます。
愛しているなら、なぜ?
「男女の愛かといわれたら、かなり無理があるけれど。魑魅魍魎が暗躍する貴族社会に疲れた心が洗われるのは、間違いないよ。シェラこそ、地上に遣わされた天使だ」
天使、ね。悪魔みたいにわたくしの養分を吸いとって生きてるけれど。見た目は、間違いなく天使ですわね。
「ふたりが生きる方法を、見つけられなくてごめん。結局、君にばかり辛い思いをさせた」
「シェラが愛しいなら、シェラを生かしてくださいませ」
この期に及んで、何てかわいくない女でしょう。
だけど、こんな選別はいやです。アベル殿下の為になりません。愛する娘を見殺しにして、愛せない伴侶を選ぶなんて。
「シェラを選んだとしても、彼女は長く生きられない」
「そんなの、わかりませんわ?!」
「シェラには、君の死を理解することはできまい。ただ、右側から最愛の君がいなくなったら、絶望して、生きていけなくなるだろう」
「なっ……!」
頭を殴られたような衝撃でした。
シェラが、わたくしを愛している?
ただ笑うだけで、誰からも愛される、美しい妹。
ろくに話すこともできない、愚かな妹。
わたくしは彼女の杖代わり、声がわりの介護者で、絶望しながら称賛の声を聞いて育ちました。
自分が称賛されようが、わたくしが罵倒されようが、どちらも化け物扱いされようが、シェラには理解できません。
ただ、高い声でキャッキャと笑うだけ……。
「……賛同、致しかねますわ」
「うん……。これが僕の、僕たちの、愛なんだと思う。ちょっと特殊すぎるけど」
アベル殿下は、自嘲するみたいに笑いました。
自分の命なのに、わたくしたちには決定権がありません。
そのことが、今更のように苦しく思えます。
次に目を覚ましたとき、わたくしはひとりきりで寝ていました。
17年間、左側にくっついていた妹が、おりません。
寝返りをうとうとするたびに、違和感を覚えます。
寝ぼけて蹴ってくる足も、甘えてひっついてくる腕もないなんて。
当たり前に感じていたシェラの呼吸、体温がないのです。ひとりは寒いことを、はじめて知りました。
本当に、切り離すことができたのですね。
理解はしましたが、実感できかねています。
眠るたびに、夢でシェラを感じます。
目覚めるたびに、シェラの不在を思い知ります。
現実味のない寝覚めを繰り返して、ふと気がつけば、窓の外には木枯らしが吹いていました。
わたくしは、ゆっくり、ゆっくりと回復しました。
なんとか車椅子で移動できるようになった頃、窓の外の木枯らしが雪に変わる頃、シェラが儚くなりました。
衝撃だったのは、両親の涙より、憔悴された殿下の横顔より、シェラの亡骸でした。
髪は抜け落ち、頬は痩せこけ、血色の悪い両手はまるで枯れ木のよう。
みすぼらしい骸に、美しかった妹の面影はありません。
違う。妹ではありません。鏡に向かえば嫌というほど目に映る、骸骨のような醜い娘。あれは、わたくし……。
けれど、神の伴侶となった聖女を祀る墓跡には、シェラの名前だけが刻まれました。
季節は移ろい、ふたたび春が巡ってきました。
点滴をはずされたわたくしは、固形物が食べられるようになり、骨と皮だった体にうっすらと肉がついてきました。
サンボンネットで隠していた禿頭には、お母さま譲りの金髪が生えています。
違和感があろうがなかろうが、シェラは天に召されたのです。わたくしの左側は、もう誰とも繋がっていません。
わたくしの醜さから目を逸らし、舌打ちさえ隠さなかった人たちが、掌をかえしたように褒め称えてきます。
シェラだけを慈しんでいると思っていた両親が、できればわたくしを生かして欲しいと願っていたことを、長く仕えてきた家令から聞きました。
優秀な頭脳を持ちながら学校に通うこともできず、シェラの為に全てを犠牲にして生きてきたシュリが、命まで失うのはあまりに酷だと。
わたくしたちがそれぞれに深く愛されてきたことを、今さら知って何になるのでしょうか。
わたくしは愛という言葉を知りながらその意味を知らず、何も知らないはずの妹はわたくしたちに惜しみなくそれを与えていました。妹は、真実愚かだったのでしょうか。愚かなのは、むしろ……。
シェラの死後、アベル殿下は、なんとなく人が変わりました。
不敬を承知でいえば、春の雨のような繊細さや、老獪な貴族たちに侮られがちな若々しい正義感を捨て去ったというか。
国を継ぐ王子には不必要な要素かもしれませんが、シェラが愛した殿下は、シェラの死と共に喪失されたのかもしれません。
そんな殿下を以前より愛おしく思うわたくしは、やはり人間性が浅ましいのでしょうね。
シェラがわたくしの体から栄養を得ていたように、わたくしのなけなしの良心は、天使のようなシェラから与えられていたのではないでしょうか……。
鏡に向かうと、死んだはずの妹が、ひとりで立っています。
「シェラ?」
油断すると、問いかけてしまいます。
わたくしはシュリなの? あなたはシェラなの?
シェラを憎んでいたシュリなの?
シュリを愛していたシェラなの?
鏡は答えません。シェラの顔をしたシュリが映るだけ……。
シュリ・マグダラ公爵令嬢
この手紙を読む頃、シェラは死に、僕はすでに僕の中から消滅しているだろう。
うまく説明できないけれど、シャムの花嫁として生まれた君なら、理解してもらえると思っている。
アベルと名づけられた僕の肉体には、ふたつの魂が同時に宿っている。
二重人格とは、違うよ。
君たちは、母親の胎内で分裂しそこねて、ひとつの体をふたりで使うことになった。
僕たち場合は、双子だった片割れが胎内で死んでしまって、魂が僕の肉体に避難してきたんだ。
どちらもアベルだけど、便宜上、片割れをカインと記すよ。彼の、弟の希望でもあるから。
君たちが接していたのは主に僕だけど、君と政治や勉強の話をするのは弟だった。
僕も決して勉強は苦手ではなかったけど、君とカインの会話は、難解すぎて理解できなかったんだ。
君がシェラの美しさや邪気のなさに傷ついてきたように、僕も聡明なカインが恨めしく、妬ましく思っていた。
周囲が「すごい」って褒めていたのは、8割カインだからね?
本来の僕は、血統と人当たりが良いだけの、凡庸な王子だから。
カインには自分の方がはるかに優れている自覚がないから、ますます腹に据えかねたよ。
僕たちは、そういう意味で同士だったのではないだろうか。
いろいろと制約があって、こんな形でしか君に伝えられないことを、とても残念に思うよ。
さて、ここからが本題だ。
来るべき日がきたら、僕はシェラの魂を連れて、神のみもとに戻る。
もともとは僕の体だから、カインが逝くのが道理だけど。
どちらでも良いらしいから、王の器を持つカインを遺すよ。
カインは自分がシェラを連れて逝く気でいたから、説得に骨が折れたけれどね。
信じられないかもしれないけど、僕は最初から君を王妃にするつもりでいた。
ふたりが生存できる方法を探したけど、不可能ならばシェラを神のみもとに送ると決めていたよ。
貴族の多くは、無力なシェラ王妃を望んでいるから。
そして、息のかかった側妃を後宮に送る準備さえしている。権力の私物化や、不正の隠蔽の為にね。
彼らが真っ当な為政者だったら、傀儡の王とお飾りの王妃も悪くなかったけれど。
君の頭脳と胆力は、この国を守る盾だ。
絶対に、失うわけにはいかない。
これからも、カインをよろしくね。
彼は国の剣となって、この国と君を守るだろう。
頭の回転がはやく、運動能力の高い、僕よりはだいぶ短気だけど、心優しい自慢の弟だ。
最愛の親友と、弟の多幸を、シェラと共に祈ります。
孤独で、誇り高いシュリ。女王の器を持つ、聡明な淑女。
望む形ではなかっただろうけれど、僕たちは、君を愛しています。深く深く愛しています。
どうか、実り豊かな人生を。
追伸 学問を愛する君に本を贈ったのは、カインだよ。
シュリ・マグダラ
王家に幸福をもたらす「シャムの花嫁」。
学校に通うことなく16歳で6ヶ国語と考古学の博士号を得た天才。
術後は健康をとりもどし、21歳で王家に嫁いだ。
アベル/アベルの手紙に気がついたのは、結婚した後。
二卵性双生児の兄妹を生み、それぞれ「リアベル」「シェラ」と名付ける。
シェラ・マグダラ
シュリの双子の妹。享年17歳。
アベルの中の「やさしい方」が大好き。
「つよい方」がいればシュリが幸せになれると本能的に理解したので、「やさしい方」と天国に行く約束をした。情緒は2〜3歳。天使のような少女。
アベル/アベル
自称「血筋だけの平凡王子」
見た目が繊細な上、人当たりが柔らかいので貴族社会では舐められているが、権力を持ちすぎると国益に害が及ぶ系の貴族を父王とこっそり牽制してきた。
基本的には、全人愛な人。
アベル/カイン曰く「全然平凡じゃない」
アベル/カイン
アベルに寄生している弟の魂。
全ての能力でアベルを大差で引き離しているが、天使なお兄ちゃんが絶対。
害が及ぶ系の貴族には、ちょこっと甘い汁を吸わせて、おおっぴらに牽制するスタイル。
アベル/アベルの見立て通りの賢君に成長する。