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心優しき女性は皆が聖女
誰かが言った。
【聖女は、一に顔、二に身体、三四がなくて、五に祈り】
と、
勿論、これを唱えたのはある人物なのだが本当にそうなのだろうか?今回、私はある奇跡を体験したのでこの事を日記に書こうと思う。
その日、スラムドッグマートの新商品のインタビューを終えた帰り道のこと。
私は野良勇者に襲われ怪我を負ってしまった。相手は刃物を持っており、物書きの命とも言える右腕に傷が入った。
私は絶望した。スラムドッグマート専属の記者になったと言うのに…これでは記事が書けない。そう思った時、彼女は現れた。彼女は実家の母を思い出すような、ふっくら…いやぽっちゃりした女性だった。
『おや、どうしたんだい!』
『いっつ、野良勇者に…』
『おやまぁ!大変だ、じっとしてな!』
そう言うと彼女は手を振り上げ…
『痛いの〜痛いの〜飛んでいきな!覇ァ!!』
ばちんと、怪我を負った私の腕を叩いた。
『ぎゃあ!何するんだ⁈』
『あっはは!そんな大声が出せるなら、もう大丈夫さ』
呆気に取られた。そして気付いた。私の怪我は綺麗に治っていた。お世辞にも彼女は美しくないし、体型も山ばかり。しかし、相手を治すという信念はピカイチだと思った。
そして考えを改めるべきだ。
【聖女とは、相手を心から治したいと思う気持ちがあれば誰にでもなれる】




