表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/109

猪親子とハムスター -2

『おぉ!すごいの、すごいの!』

『わぁ、真っ直ぐにお日様に向かって元気に生えてる!』


早速、採取しようとする2人。しかし、そこに待ったをかけた。


『待ちなぁ!よく見やがれ、お前らが抜こうとしている薬草…まだ若けぇだろ。若けぇのばっかり抜いてたら、次が無くなっちまう。育ちきったのを感謝しながら…必要な分だけ抜くんだ』

『すまなかったの…そうじゃな、後を遺しとかないとな』

『うん、わかったよ。父ちゃん』


優しく、取り過ぎないように採取していく。目標数取れた時。その時、まだ新米であろう冒険者が来た。


『あ、ラッキー!ここ、ちょー生えてるし!』

『マジ?やっべ、今日の依頼達成じゃん!こんなカッタリーの早く終わらせようぜ』


なりふり構わず根こそぎ薬草を採って行ってしまった。


小さな拳を真っ赤になるまで握り、プルプルさせるバジリス。


『な、なんなのだ、あいつら!新芽まで抜いていきおったぞ!許せん、許せんぞ!』


乱雑に扱われた散らばった薬草に涙するキラン。


『せっかく生えてきたのに…ごめんなさい、ごめんなさい』

『…ちょっと、提案があるんだがいいか?』

『ん?どうしたギラン。わらわは今すぐにでも軍を組んで彼奴等を…』

『それは後でいい。今ならまだ間に合うと思うんでさぁ。さっき手に入れた薬草を根分けしやしょう。そうすれば、少しは元に戻るはずでさぁ』

『そ、そうだな!新鮮なうちなら上手くいくかもの!』

『やろう、父ちゃん!あいつらの事、ゆるせないけど先ずは薬草だね!』


手を泥だらけにしながら、護衛も手伝い薬草の根分けをしていく。それをホワイトモンキーだけが、静かに見ていた。


『マジやばくね⁈俺らチョー最速薬草クエストクリアじゃね⁈』

『さっさと、依頼人に渡して換金しよ。アタシ、新作のバッグが欲しいし』


山を降りていく先ほどの若い冒険者たち。彼らの前に煙が流れてきた。


『ナニコレ?くっせー、誰だよ焚き火してんの』

『ちょ、待って…アレ?パチってるぽい?』


パチパチ、という燃える音と彼らを囲うように見せる煙…これは…


『やっべ!これ山火事じゃね!逃げるぞ』

『あ、待つし!』


唯一、煙が薄い所目掛けて駆け出す。彼らは気がついていない…何者かの手によってある地点に誘導されている事に


『うわっ!落とし穴⁉︎』

『ちょ、サイアクなんですけど!』


〜to be continued〜


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ