海の3匹-3
カッカッ、とわざとらしく足音を立てゴルド君たちの席まで来た。
『そこの者ら!私たち名誉あるツキイ家への屋敷に招待してやるザマス!感謝するザマス』
『私、ゴルドくん。チョコバナナ一気喰い、いっきま〜す』
『ヒヒヒン!いいぞ、いいぞ!』
『ホー、頑張れ〜!』
『ちょっと、聞いているジャマスか⁈本来なら、低脳で下等な主らには一生入れない聖女の家に招待してやると言っているジャマス!』
『次は俺だな、きゅうりまとめ食いだ!』
『風さん、ミッソを付けると美味しいですよ』
『ホ、ホ〜、齧れ〜荒ぶるほどに〜』
『モグモグ…美味い!潮風に乗せられた塩分が、土に上手く栄養として行き渡り野菜に旨味を二乗している!』
『聞いているズルス⁈聡明な私たちを無視しおって!』
ガシャン!と、テーブルをひっくり返した。
シンーーーーー
『「【あ“?】」』
『「【ヒィィィ?!】」』
席を立つ3人、後退りする3人。
『ブルル、さっきから聞いてればよ〜』
『ホー、低脳な?下等?ホー』
『あぁ、美味しい…楽しい食事が…』
周りの人間はいつのまにか気絶しいた。錆びた風と雲の骸の殺気に当てられたのだ。
『な、なんザマスか?聖女に手をあげるつもりザマスか!それこそ大罪に…!』
『ヒヒン、手をあげれば…だろ?』
『そうジャマス!』
『ホー、なら…』
『私に眠りし賢い者よ…この愚かな3人に夢を…黒い夢を…真に後悔するまで見せたまえ…【聖なる夢】』
『ズルス〜⁈』
3人は船の中にいた。
『オラオラ!お前らは聡明なんだろう?だったら俺ら低脳でもできる仕事…10倍は出来るよな〜?』
『ヒィィ、無理ジャマス!』
『あぁん?口より手を動かせや!』
3人は見渡す限りの農地にいた。
『わしらが苦労して作った野菜台無しにしおって!お前らが今まで台無しにした分、作らんと許さねぇべっちゃ!』
『臭いズルス!』
3人はいかがわしいお店にいた。
『ブヒヒヒ、おでに抱かれるんだから、幸せもんだな』
『こ、こんな豚と蛙とナメクジを足した者に抱かれるなんていやザマス!』
『この無礼だぞ!おでは勇者様の血がはいってんだかんな』
『ひぃぃ、ザマス!』
:8‖─・・・・・・
『ん…?』
気絶から目が覚め、それを見た者達は唖然とした。あのツキイ家の聖女三姉妹が…化粧が落ちるのをお構い無しに汗を流しながら、服が汚れるのを気にせずに先程、自分たちが汚した場所を清掃していたのだ。
先程の3人組は?辺りを見回してもいない。
しかし地面には力強い蹄の跡と白い羽が残されていた。
次の日〜ホーリードール邸〜
『「【…頭が痛い…!】」』
〜END〜
聖女三姉妹にかけられたのは、原作にも登場する【永遠なる想い】をゴルドくんが魔改造した物になります(^_^)
さて、私の【ざまぁ】は如何でしたか?ハンブルシープ様と比べたら、私のは《寿司のワサビ》程度だったでしょう。
しかし、それでいいのです。




