賭博-1
雨が降りジメジメとした日がしばらく続いたが、今日はようやくの快晴。奇しくもこの日は、スラムドッグマートの給料日。子供を除く、働いた対価に見合う給料を従業員全員が貰う日だ。クーララカ とて例外ではない。
『ふっふふ、今月はゴルドウルフの担当店との業績勝負はこちらの勝ち。勝ち越してやる』
クーララカ は、ゴルドウルフと業績勝負をしている。何時もは負けているが、今月は僅差であるが勝利した。
『おっと、勝利に自惚れぬように気をつけなくてはな。うむ、更なる売り上げアップの作戦を考えよう』
何かヒントはないかと様々な商品が並ぶ市場に来た。ここで思わぬ者を見つけた。
『く〜、アイスマウンテンは頭にクル物がありますね』
『何をしているのだ、貴様は』
『これはクーララカ さん。買い食いですよ。私の趣味のようなものです』
『ふん、パインパック様の金魚の糞が…大方、その資金もパインパック様を誑かして手に入れたのだろう』
これにゴルドくんはカチンときた。
『それは聞き捨てなりませんね。私は自分の食い扶持は、自分で稼いでいます』
『ほぉ〜、ではどう稼いでいるのだ?』
『ついて来てください』
ゴルドくんは、ある場所に向かって歩き始めた。
『ここです』
『ここは…』
そこは賭走馬場だった。ゴルドくんは捨てられていた、その会場の新聞紙を拾い読む。更に柵に近寄り、馬を見てクレヨンで印を書き込んでいった。
『な、なるほどな、まぁいいんじゃないかな?』
実はクーララカ は大の賭博好き。カジノは勿論、玉打ちや偶奇賽も嗜んでいる。ギャンブラーとしての血が騒ぐ場所だ。
『ど、どれ。おねえさんが見てやろう。…貴様…本当にこんな馬が当たると思っているのか?』
ゴルドくんが予想したのはどれも不人気な馬ばかりだ。名前こそ立派だがどれもいい成績は残していない。
『クーララカ さん。賭走馬の勝利方法はなんだと思いますか?』
『?そんなの、過去の情報を見てあたりどころを考える…だろ?』
『それもありますが…違います』
ゴルドくんはそう言い残し、馬券を購入した。
〜to be continued〜




