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筋肉

スポーツジム【マッスル、マッスル、ギガマッスル!】

ここは冒険者や戦勇者など、強い肉体が必要な職業の者が多く利用している。最新の機器を使用できるとあって連日賑わいを見せている。その分、入会金と月額使用料は高いが…


そのジムの向かい、申し訳ない程度の遊具がある公園がある。日が昇る前にゴルドウルフは来ていた。彼は業務前に軽く運動する。以前までは、自室や店の空きスペースで行なっていたが聖女三姉妹が加勢してくるので場所を移したのだ。

しっかり柔軟体操をする。気付くと隣に自分と同じことをしている人物がいる。


『おや、ゴルドウルフ殿ではありませんか!』

『ソースカンさん。おはようございます。どうしてここに?』

『最近、身体が鈍っていましてな!少し運動に来たのであります!』


2人は、公園の外周を走り始めた。走るといっても全力ではない。心地よいペースでだ。

15分も経つとソースカンは、少しペースが落ちてきた。対するゴルドウルフは変わらない。30分走り水筒で水分補給する両者。


『はぁはぁ、軍で鍛えた、はぁはぁ、吾輩が追いつけない?』

『アドバイスをすると、タバコは辞めた方がいいですよ?』


実はソースカンは、ガンハウンドに憧れてタバコを吸い始めていた。といっても、1日に2.3本だが。


『そうで、ありますな…』


息が整ってきた所で、ゴルドウルフはうつ伏せになり腕立て伏せを開始した。これなら、負けないとソースカンも隣で始める。

足から首まで一直線にし、肘を曲げながらゆっくりと身体を倒す。地面につかない所まで下げたら、そこで少しキープして地面を押し上げて元に戻す。これで【1回】だ。


『ふっふっ』

『はっはっ』


テンポよく腕立て伏せをする。100を超えたあたりから数えるのをやめた両者。


『だぁっ!』


倒れ込んだのはソースカンだった。対するゴルドウルフはペースを崩さずに行なっている。


『吾輩の二の腕さまー!』


仰向けなので声を出しても何がなんだか。


『無理せずに着実に…ですよ?』

『むぐぐぐ』


次は仰向けになり膝を曲げて腹筋を始める。この時、手を頭の後ろにではなく胸の位置で交差するように構えるといい。


『くっくっ』

『んっんっ』


最初は同じテンポでしてたソースカンはやはり、途中でギブアップした。


『吾輩の腹筋さまー!今こそ動くときですぞ!』

『なかなか、いい頑張りでした。これをどうぞ』

『これは?』

『ホーリードール邸に実る果実を使用した補給水です。普通の水より、体に吸収しやすいんです』


ただの水よりそれは体に染みて、疲れが和らいだ。


『では、私は業務があるので』


そう言って、ゴルドウルフは朝日を浴びながら公園を後にした。

その姿は、戦士だった…


・・・

・・


ピッピッ!


憲兵局の中庭の方から笛の音が聴こえる。


『ガンハウンド上官!これが報告書であります!』

『ほう、あのお犬さんのね…』


【ゴルドウルフ・スラムドッグの、トレーニングは大変 理にかなっており効果的である。

是非、憲兵達にも行わせる必要あり。

あと、タバコは控えることにより肺の負担が減り、持久力につながる】


『ソースカン…』

『はい、ガンハウンド上官!』

『俺はお犬さんの秘密を探れと言ったんだ。素晴らしい肉体作りの方法を教わってこい、とは言ってないよ、っと』

『はっ!ですが、我らの仕事は身体が資本であります!是非、ガンハウンド上官もご一緒に!』

『え、』


ゴルドウルフのトレーニングを、実践してから犯人検挙率が上がったとか


〜END〜

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