料理-2
『キャキャロットの皮をピーラーで向いて細長く(短冊切り)にするわ』
『え?こんな太いキャキャロットがみかんみたいに剥けるの?』
ここでトメはひみつ道具【皮むきピ〜ラ〜】を出した。それは野菜の皮が簡単にむける優れものだ。
『凄いわ、こんなに薄くむけるなんて!』
『むき終わったらまた、左手を丸めてそうそう、でこう切ればOK』
『出来たわ!』
『次から一気に行くわよ?魔火徳にフライパンを置いて油を引いてにんにくにんとジンジャーを炒める…香りが出たらさっきのブーブー肉を入れるの』
『熱いわね…』
『ブーブー肉に火が通ったらキャキャロット、スプリングキャベツ、ひょろひょろを入れて炒める!』
『うぉぉぉ!どう⁈』
『その調子!下手に返さずにフライ返しで満遍なく火を通したら、調味料を入れてお皿に盛って完成よ!』
『出来たわ!』
『これだけじゃ、栄養が足りないわね…そうだ、定食にしましょう!』
『何を作るの?』
『作るというよりも、付け足しね』
トメはガソゴソと探し始めた
『ニホンイモを擦ってトロロを作るわ』
『トロロて何?』
『滋養強壮に良い物よ。かぶれないように気をつけてね』
シャルルンロットがニホンイモを擦ってる間に、トメは味噌汁を作る。これだけは、長年の経験がものを言い自家製の味噌は門外不出だ。そしてついに【定食】が完成した。
『それじゃあ、実食といきますか?』
『そうね!』
その時、暖簾をくぐる人が現れた。
『すいません。こちらにプルはお邪魔していませんか?おや、美味しそうな匂いがしますね』
『ゴ、ゴルドウルフ!そ、そのわた、私が作ったの!たべても良いのよ⁈』
『あらあら〜』
『小腹が空いていたので…ありがたくいただきます』
食材に感謝する動作を取り、食べ始めた。咀嚼する音が店に中に響く。トメに言われて、温かいお茶をゴルドウルフに差し出すシャルルンロット。
『ふぅ、ご馳走様でした』
『味はどう?』
『とても美味しかったですよ。疲れた身体に必要な物が沢山あって、また食べたいものですね』
『やったー!』
この日から、シャルルンロットはトメの店で給仕の手伝いをするようになった。
『彼の胃袋を掴むのはどちらか…友と書いてライバル、弟子の関係もいいものね』
『トメ!3番テーブルにチキン野郎揚げ定食、追加よ!』
『はいよ!』
今日も定食屋は大盛況です。
〜END〜




