表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/109

料理-2

『キャキャロットの皮をピーラーで向いて細長く(短冊切り)にするわ』

『え?こんな太いキャキャロットがみかんみたいに剥けるの?』


ここでトメはひみつ道具【皮むきピ〜ラ〜】を出した。それは野菜の皮が簡単にむける優れものだ。


『凄いわ、こんなに薄くむけるなんて!』

『むき終わったらまた、左手を丸めてそうそう、でこう切ればOK』

『出来たわ!』

『次から一気に行くわよ?魔火徳(コンロのようなもの)にフライパンを置いて油を引いてにんにくにんとジンジャーを炒める…香りが出たらさっきのブーブー肉を入れるの』

『熱いわね…』

『ブーブー肉に火が通ったらキャキャロット、スプリングキャベツ、ひょろひょろを入れて炒める!』

『うぉぉぉ!どう⁈』

『その調子!下手に返さずにフライ返しで満遍なく火を通したら、調味料を入れてお皿に盛って完成よ!』

『出来たわ!』

『これだけじゃ、栄養が足りないわね…そうだ、定食にしましょう!』

『何を作るの?』

『作るというよりも、付け足しね』


トメはガソゴソと探し始めた


『ニホンイモを擦ってトロロを作るわ』

『トロロて何?』

『滋養強壮に良い物よ。かぶれないように気をつけてね』


シャルルンロットがニホンイモを擦ってる間に、トメは味噌汁を作る。これだけは、長年の経験がものを言い自家製の味噌は門外不出だ。そしてついに【定食】が完成した。


『それじゃあ、実食といきますか?』

『そうね!』


その時、暖簾をくぐる人が現れた。


『すいません。こちらにプルはお邪魔していませんか?おや、美味しそうな匂いがしますね』

『ゴ、ゴルドウルフ!そ、そのわた、私が作ったの!たべても良いのよ⁈』

『あらあら〜』

『小腹が空いていたので…ありがたくいただきます』


食材に感謝する動作を取り、食べ始めた。咀嚼する音が店に中に響く。トメに言われて、温かいお茶をゴルドウルフに差し出すシャルルンロット。


『ふぅ、ご馳走様でした』

『味はどう?』

『とても美味しかったですよ。疲れた身体に必要な物が沢山あって、また食べたいものですね』

『やったー!』


この日から、シャルルンロットはトメの店で給仕の手伝いをするようになった。


『彼の胃袋を掴むのはどちらか…友と書いてライバル、弟子の関係もいいものね』

『トメ!3番テーブルにチキン野郎揚げ定食、追加よ!』

『はいよ!』


今日も定食屋は大盛況です。


〜END〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ