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時の箱舟-1

ある晴れた昼下がりのこと。改築されたスラムドッグマート、キッズスペースにて何やら必死に作業している者がいた。


『ふぅ、これぐらい磨けば問題ないでしょう』


そう、スラムドッグマートのマスコットキャラのゴルドくんその人(?)だ。以前、時の旅行をした道具のメンテナンスと改良をしていたのだ。


『呪文を唱える手間を省くには…呪文札が良いですね』

『ゴルドくん作業お疲れさま』

『プリムラさん』


そこへジュースを持って現れた聖女【プリムラ・ホーリードール】

たまたま、バックヤードに行く途中に彼を見つけたのだ。どこか思い人と似た小さき彼を見ると、母性が湧く。


あぁ、おじさまとの子ができたらこんな感じなのでしょうか?長男はおじさま似で長女は私に似て…逆もありかも知れない。


妄想が妄想を生み身をくねらすプリムラ。

そして起きるピタゴラス!

磨き抜かれた床に足を置いてしまった。

そして…滑る!


『きゃっ!』


この時、ゴルドくん うっかりミス…!普段ではありえないミスを侵す。たまたま、試験用の呪文札を【時の箱舟】にの上に置き、行き先を示す時計の針【気まぐれ】にしてしまったのだ…!


『痛たたた〜、ん?何か書いてある…タイムスリップ?』


唱えらえたその呪文!行き先は来るかも知れない世界!そして彼女は時を越えた。ゴルドくんを置いて。


『しまった…再びあの道具が作動してしまった』


慌てて潜り込む、魔法のリュックバック


『あれはどこだ?何処なんだぁーーーー!』


魔法の道具が詰め込まれたリュックバックに頭からダイブし、お目当ての物を探し出した。

それはヒビが入ってしまっているが鏡…!そう前に出した『これは来るかもしれない世界を映す鏡』


『そうでした…これは壊れているんでした』


ゴルドくん…ポンコツ!

〜〜〜

その頃プリムラはというと


『お、お姉ちゃん?』

『違うよ〜。え〜とあなたは誰?』


自身の姉と見間違うばかりのどたぷ~んを持った女性と出会っていた。


こ、こんな大きいお山を持つ女性はお姉ちゃん以外見たことがない!服装は聖女のものだけど…黒いからちがうのかな?


そうこの世界では聖女=白系統の服という認識だ。ちなみにシスターもいるが、主な違いは同じ神を信仰しているが、時としてダンジョンに潜るか否か、服装、家柄ぐらいである。


『う〜ん、どこかで見たことある顔なんだけど…思い出せない』

『あははは』


その時である、1階からの階段からひょろりとした男が彼女をこう呼んだ。


『パインパックさんお迎えに来ました』


まさか…⁈その女性は自身の妹であった…!


~to be continued~

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