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愛娘-1

【ダンジョン・不死王の国】

ここのダンジョンでは元導勇者ミッドナイトシャッフラーの命の元、作り上げたダンジョン【蟻塚】がベースとなり、色々あり現在は不死王・バルルミンテがボスを務めるダンジョンに生まれ変わった。(詳しくは原作2章をチェック!)

ダンジョン内には、ゾンビを始めとするアンデット系モンスターが多数出現する。そして数多くの勇者がそのダンジョンに訪れ攻略に挑戦、そして失敗し罪の重さ分の苦役を強いられている。

今日も1組の勇者パーティがこのダンジョンを訪れた。とてもじゃ無いがダンジョンを攻略する姿勢には見えなかった。1人を除き全員が煌びやかな衣装だ。


『では、我々はこれからこのダンジョンにアタックを仕掛ける。セーラー、きみが先頭だ』


セーラーと呼ばれた少女は、ヒコヒコと歩きながら先頭を進んだ。彼女は防御役として多い【戦士】では無い。彼女の役柄は【聖女】で本来、回復・浄化がメインだ。しかしこのパーティは、様々な理由をつけ彼女に先頭に行かせた。

理由は【勇者が自分のハーレムを汚したく無いから】である。では何故セーラーなのか?それは、セーラーは貴族又は名家の出では無い普通の庶民。そんな彼女でも勇者パーティに入れる、と周りに見せつけるイメージ作戦で加入させている。当然、セーラーは最初は喜んだが実態を知り愕然。パーティから脱退しようと申し立てたが、


『脱退?別にいいよ。ただ、きみのお母さんはどうなるかな?』


と言われなくなく従っているのだ。この勇者のイヤラシイポイントは【殺す】とは明確にしていないところだ。勇者の中では低い立場の彼だが、権力は多少なりともあり、庶民の家庭を1つ潰す事ぐらいわけない。その為、彼女は母を護るために少ない分け前で頑張っているのだ。

聖女である彼女は何故、今まで生き長えているのか?


努力


祈り、回復だけではすぐに死んでしまう。彼女は死なない為に、素早く敵を見つけ・その敵の弱点を思い出し・それに有効な攻撃魔法を繰り出しているのだ。勿論、普通はそんな事をしても敵は倒せない。しかし彼女は、的確に急所を狙い例えファイヤーボールでも相手を倒せる。例えるなら、強靭な男に子供がパンチしても倒れることはない。しかし、金的にすれば…?たちまち倒すことができる!

ここまでのレベルなるまでに、彼女は国立図書館で魔物の図解書を読み漁り、偉人の戦法を学び、魔法使いでも無いのに魔法を練習し命中率の精度を上げた。自分以外のパーティメンバーは殆ど何もしていない。する時は、他に観客がいる時かレアな素材が手に入る時だけだ。

不意に目の前に1体のゾンビが現れた。しかし、彼女以外は動かない。


臭いが付くかもしれないからパス


勇者…いや冒険者やめちまえ


〜to be continued〜

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