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2匹の猫-2

日は落ち寒くなる頃合いになった。2匹は本日の寝床を探し始めた。ゴージャスマートの従業員用の入り口近くに、丁度いい塩梅に身を隠せるスペースを発見。2匹は寄り添うようにそのスペースで静かに目を閉じた。


『あー疲れた、鍵閉めねぇと。…ん?あ、何だよこんな所に猫がいるじゃねぇか。下手に居つかれてクソされたらヤベェな。ほらあっち行け!』


折角、気持ちのいい寝床を見つけたと思ったのに邪魔された2匹はその場所をあとにする。翌朝、2匹を追い出したゴージャスマートは店長の鍵の閉め忘れによる強盗事件が起きた。

さて、追い出された2匹の猫はトボトボ歩きながら別の場所を探した。目の前にはスラムドッグマートが見える。裏に回ると丁度、店長格が帰宅する時のようだ。


『鍵かけよし!さぁ、帰るかな。…お、猫どうした?…一晩だけだぞ?』


猫は何も言ってないのだが、店長はポーションが入っていた空の木箱を横にし、自分の首に巻いていたマフラーをひいて猫を招き入れた。


『皆んなには内緒だぞ?明日の朝は、一番に俺は出勤するからその時にご飯あげるからな?』


猫は一声鳴き眠った。翌朝、向かいのゴージャスマートには強盗が入ったが、スラムドッグマートには被害はなかった。

翌朝、店長から美味しい朝ごはんを貰った2匹は街の中心部にある神殿に向かった。神殿前にある噴水縁に腰を掛ける。すると噴水が一瞬光り輝き2匹の猫を飲み込んだ。


〜天界〜

2匹の猫は天界に姿を現した。


『おや〜ラブラブ夫婦じゃないっすか。どもっス』


そう2匹の猫はメルタリオン夫婦だったのだ。古来より白い毛を持つ生き物は、神の使いと言われている。更に猫なのは

【人やお金を招く】

から来ている。


『タリオン、ゴージャスマートの加護全部取り上げちゃって!下があの様子じゃ、上はロクでもないわ』

『OK、メル』

『毎年沢山の上納があるゴージャスマートだけどあれではダメね』

『じゃあ、今までの加護の分をスラムドッグマートに移すぜ』

『いいわよ。今まではルナリリスの顔を建てて加護を与えていたけどもう無しね!ほかの女神にも教えなくちゃ』


ゴージャスマートの売り上げが少しずつ右肩下がりになっていく。それが気付くのはまだ先のこと。


~END~

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