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この子はだぁれ?-1

それはゴルドウルフと聖女三姉妹が、日課のスラムドッグマートの見回りをしている時の事だった。ゴルドウルフの腰のあたりに軽い衝撃があった。後ろを振り向くと…


『お父様!』


と見知らぬ少女に言われたのだ。隣にいたプリムラは白目を剥き倒れかけ、偶々通りかかったわんわん騎士団は駆け足で駆け寄り、抱っこコアラ化したパインパックとその状態を維持したリンカーネーションは ぶるん! という効果音とともに振り返った。


『…失礼ですが、私は未婚者なのですが…』


実はゴルドウルフに女性経験がない。魔王討伐の旅の時も、彼は寝ずの番として夜営で活躍していた。冒険者が性欲を発散するために利用する娼館も利用したことは無い。勇者はお猿さんだったが、ゴルドウルフは誇り高き狼のように生涯を誓った女性としかしないというポリシーがあったからでもある。

なので、うっかりということはない。しかし彼の周りの女性はオロオロ、ハラハラ、イライラと様々な感情で彼を見つめていた。


『あ、えっと、間違えました!ごめんなさい』


ほっと溜息を吐く女性陣。しかし、マジマジとその少女を見る。髪の毛、瞳はゴルドウルフに似ており少女といってもお山はしっかりある。

女性陣は、話し合ってもいないのに頷き少女を近くのスラムドッグマートの休憩室へ連れ込んだ。


『大変なことになりました…』


チョコバナナを咥えたゴルドくんを残して…


スラムドッグマート2階休憩室〜


『さぁ言いなさい!貴方はどこの誰⁉︎』


ダン!と事務机を叩き灯用のランプを、その少女に近づける。


『早く吐いた方が身のためのん。ほら、この【金色の鬼】と違ってのんは優しいのん。今吐けばトメ特製のカツ丼をあげるのん』


何処の刑事ドラマだby作者


『2人ともやめて下さ〜い。萎縮しちゃって話せないじゃないですか』


グラスパリーンが、2人を宥める。その間、少女はキョロキョロと周りを見回した。その仕草はゴルドウルフが、商品棚をチェックする時と同じ仕草だとプリムラは気がついた。

この少女は見れば見るほど、ゴルドウルフに似ている。


『少女ちゃんの名前は〜なぁに?ママに教えて?』

『私の名前はアセナよ。お父様は誇り高き狼で、それになぞらえて付けられたの』

『う〜、あしぇな。髪きれーね』

『ありがとう。ほら、一部青いメッシュが入っているでしょ?お母様の遺伝なの』


成る程、よく見ると綺麗なシルバーの髪の中に紺に近い青のメッシュが入っている。この世界では染め剤で髪を染められる。しかし遺伝により子に両親両方の髪の色が遺伝する時がある。

青…この中で青系統の髪を持つのは、グラスパリーンと聖女三姉妹だ。聖女三姉妹は青といっても、透き通った青で水色に近い。アセナの青はグラスパリーンの髪の色に近かった。


~to be continued~

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