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乙女の秘密-3

その言葉を聞き私は涙を流しました。


あなたに何がわかるの?私達の世界を壊した種族と同じ種族の癖して!


…確かに同種族として、許されざる行為を彼らはしています。しかし、それを抑えるのも同種族の役目です。協力してくれませんか?


私は通路側から、その声の主の顔を伺いました。彼はグレイ色の髪と瞳を持ち、しっかりとした身体付きの男性でした。


勇気を出してくれてありがとうございます。では行きますか


彼は私から覚えている限りの盗賊の情報、通路の事を聞き出していきます。手を優しく握ってくれて私の不安を少し和らげてくれました。しかし、異性に触れるのは父を除き始めてだったので、ドキドキしてしまいます。照れ隠しにその手を離してしまいました。

さて彼は私の情報を元に見事に盗賊の本拠地を見つけます。忌々しい事に盗賊は私たちの世界を本拠地にしていました。父が使っていた机には酒やら残飯が散乱し、母が革を鞣して作ったソファーには汚い男が寝ています。そして、私達が使っていたベットらには一番格好のいい男達が寝ていました。

私は怒りの炎に包まれ、彼らを皆殺しにしようと攻撃魔法の呪文を唱えようとしましたが彼が止めました。


どうして止めるの?


ここで人を殺しては、貴方も彼らと同じ種族に成り下がってしまいます。何より、貴方の美しい手をあんな奴らのために、汚さないでください


彼は懐から不思議な球を出し、盗賊たちが寝ている中心に投げ込みました。すると球から煙が上がり、イビキをかいて寝ていた盗賊たちは苦しそうに悶え始めました。


何をしたの?


この球の中身は、痺れ作用のある薬草を粉末にしたものが入ってます。これを呼吸を通して体内に入ると身体が痺れて動けなくなります


言い終わると彼は手荷物から縄を取り出し、盗賊を器用に縛り上げました。私はというと、せめて両親の形見は何か残ってないか探しました。唯一無事だったのは、父が薬を作るときに使っていた三角巾と、母が料理に使っていた包丁だけでした。私はそれ等を大切に抱きかかえました。


〜to be continued〜

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