ある大臣夫婦-2
送り主が書かれたスラムドッグマートに、向かったアイレース夫妻。
『あの…ここにパインパックさん?はいらっしゃいますか?』
『あぁ?パインパック様は上のキッズスペースにいらぁ』
『ありがとうございます』
階段を昇りキッズスペースを覗くと…
『ま、眩しい!』
『あ、あまりに神々しすぎるわ!』
そう彼らはパインパックが大聖女リンカーネーションの末の妹とは知らなかったのだ。否、パインパックの名前は知っていたがまさか、聖女のパインパックだとは知らなかったのだ。ただ、戴いた時の鑑定書にも【パインパック】までは目を通した。しかし名前では無くその価値で、絵の良さで喜んだため作者は二の次だったのだ。
2人に気付いたパインパックは、サッとゴルドくんを顔に当て隠れてしまった。
『あ、あのパインパック様。絵画、ありがとうございました』
『これ心ばかりの御礼です』
菓子折りを渡す夫妻。
『…あぅ、きにちない。おちごと、がんばって』
後にこの大臣夫妻には幸福が舞い込み続けたそうな。政策が次々成功し子供も産まれた。
しかし2人は決しておごる事なく、平等な政策をし続けパインパックがシスターになった際には、援助資金を半永久的に約束したという。
そして、パインパックが描いた絵画に価値がで始めた頃。絵画返却を求める大臣が多数いたが、決して返さず小さな美術館を作り皆で楽しめるようにと国に寄付した…という話。
『彼らには幸福が来ました。それは正直で他者を思いやる気持ちがあったからです。自分本位の考えは、いつか後悔する事になります。私、ゴルドくんからのアドバイスでした』
〜END〜
次回…
まさか…あの人の過去がわかる!
その人物は⁈
『ひょひょひょ、乙女のひみちゅ教えてあげようかぃ』
乞うご期待‼︎




