詳細は極秘-3
部屋の中には様々な未発表商品がズラリとあった。その中に一際目立つものがあった。それはとても大きくてちょっとした小屋の様だ。
『何のん?』
扉はなく、代わりに布の細切れが掛けられた入り口に入る。
『ペタンと!真写会場にようこそ。ゴルドくんである私が操作のほどを案内します』
急に小屋内の鏡にスラムドッグマートのイメージキャラクター、ゴルドくんが現れあれこれと説明し始めた。
『皆さんに真写を身近に楽しんで頂こうというコンセプトを元に開発されました。ではポーズを取って下さい』
『こうかしら?』
『こうのん!』
思い思いのポーズを取り次の指示が出る。
『では隣の部屋でお絵かきをして下さい。制限時間がありますのでお早く』
『急ぐわよミッドナイトシュガー!』
『言われなくてもわかってるのん!』
隣の作業スペースに駆け込んだ。すると先程、撮影した真写がテーブルに設置されたガラス板に映し出された。横には【魔法ペン】がある。誰がどう言った訳ではないが、2人は楽しんだ。ガラス板の横のある魔法陣に触ってから、真写に書くとその魔法陣の模様になった。
この調子で、遊んだ2人は1時間はかかった。そして制限時間が来ると
『お疲れ様でした。では出来上がりを確認して下さい。またのご利用お待ちしています』
小屋の外に設置された箱に完成品が印刷されて出てきた。
印刷されたものを見て年相当に笑う2人。
『あっははは!ミッドナイトシュガー、あんたの変顔は最高ね!』
『シャルルンロットこそ、このポーズは最高のん!』
ひとしきりに盛り上がった所で本日の目的【ゴルドウルフの私室】まで来た。鍵は付いているものの、三姉妹の熱い眼差しでその役割は果たしていない。そっと開けると、机にベットと洋服棚とマント掛け、そして机の下に黒光りする目的の金庫があった。が、
『はぁ、このベットに1億¥賭けてもいいわ〜』
『のん〜のん〜マントに包まれて〜』
…しばし堪能したところで、金庫に向き合った。暗証番号をダイヤルするタイプのようだ。
『むぅ、鍵穴じゃないのね』
『…しかも、魔法避けと悪魔避けと天使避けの呪文が掛けられているのん』
取り敢えず片っ端からダイヤルを回す。スラムドッグマート開店記念日から始まり、最後は自分達の誕生日で試したがダメだった。その時である、風の声が2人の耳に聞こえた。
【25 04 93 45 04 13 93 63】
それは随分と長く、何の意味をなさない数字の羅列だった。しかしその通りに回すと…
カチン!
『「開いた ・わ!/のん!」』
〜to be continued〜




