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詳細は極秘-2

次の部屋は屋敷に勤める侍女の部屋のようだ。こちらも白を基調とし洋服ダンスとベット、机と私物が数点ある。


『ここに用はないわ。次に行きましょう』

『待つのん…』


マグカップを扉に当てて廊下の音を聞く、ミッドナイトシュガー。丁度、掃除時間らしくパタパタと足音が響いている。迂闊に出れば侵入がバレる。どうする…?


『うん、ここはこの…【背伸び靴】を使うのん』


身長が低い人が、少しでも高く見せることができる靴である。某戦勇者も使っていたことがある。これを履きポニーテールにし、事前に用意したメイド服を着れば…即席メイドの完成!


『ちょっとこの高さは慣れないわね』

『しょうがないのん。大人に見せるにはこれぐらいが必要だのん』


廊下を歩き第2の扉【パインパックの私室】を開ける。そこはプリムラとは違い、可愛らしい壁紙が貼られており自身が描いた絵画やゴルドウルフとの真写、沢山のぬいぐるみがあった。絵画はやはり【ンタユリゴ】で立派な額に入れられ、ネームプレートまで付いてあった。


『うん…子供ね』

『そうのん。でもこのクレヨンで描かれた【ンタユリゴ】のネームプレートは立派だのん』

『大方、マザー・リンカーネーションが渡したお国のお偉いさんが使うネームペーパーでしょ。次に行くわよ』


扉を閉めるとその勢いでか、貼られていたネームプレートが剥がれ落ちた。その事に気がついた者はいない。


桶とモップを持ち掃除をしているフリをしながら、屋敷を見回す。すると今までとは比べものにならない、【聖氣】を感じる扉の前に来た。


『ぐっ、ここは間違いなくマザーの部屋ね』

『なかなかの氣を感じるのん』


流石に聖女の中の聖女である、大聖女の部屋の前となると緊張する。そう、それは学校で普段は優しいが、校長室に入る時には凄く緊張する時と同じである。

そして、意外な事に扉が開かなかった。扉には鍵穴のような物は見えず代わりに、大きな2つのヘコミがあるだけ…


『ふむ…こういう時は周囲をよく観察すると答えが出るものよ!』

『のんのん〜!この扉、斜めってないのん?』

『本当ね!じゃあ、ドアノブを上に持ち上げて…床と平行にすれば…開いたわ!』


部屋の中は、プリムラと基本的に同じだがウォーキングクローゼットがあり、中には彼女が作った服や着ぐるみが所狭しと収納されていた。


『これは凄いのん。シャンタさんの時のもあるのん』

『あ!アルバムがあるわ』


そして何故か、大聖女のアルバムがあった。中身は今まで作ったのを着て真写を撮ったものや、子供時代のもの、聖女活動中のものとバラバラだった。


『ぐっ、この頃からお山は健在なのね!』

『あ、これを見るのん!』


ミッドナイトシュガーが指差した真写。それは…


指先は古ぼけた真写だった。写っているのは銀髪をオールバックにし、可愛らしいエプロンをしている男性と1人の聖女だ。丁寧にその真写を剥がし裏を見ると…


【ゴージャスマート1号店にて ゴルドウルフとリグラス】


『こ、これ先代聖女の真写のん⁈』

『それで横にいるのが…ゴルドウルフ』

「『カッコいい』」


さらにページを捲れば、若かりし頃のゴルドウルフの真写が沢山収められていた。中には赤子の頃のリンカーネーションを抱っこしている真写もあった。不思議なことに、ある男性が必ず見切られていた。


『はぁ、カッコ良かったわ…』

『目のスーパーポーションのんね…』

『それにしても毎回、真写に写ろうとしているコイツは何なの?父親ではなさそうだし…』

『只のバカだのん。スケベっぽくて、女好きぽいのん』


リンカーネーションの部屋を後にし、屋敷の奥へと足を進める。すると【企画室】と称される部屋についた。以前、人生双六をした時にゴルドウルフの私室に来たが【企画室】の近くだったと記憶している2人。だが、やはり【企画室】も気になる。そっと扉を開けて中に入っていった。


〜to be continued〜

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