異国の地[シブカミ]よりはるばると-3
少々グロい表現になりそうです。
引き終わり抜くと、割れた皿からソーセージ入りのトマトスープが飛び出した。ツマミは慌てて駆け寄り、なんとか掬い戻そうとした。が溢れたスープは割れた皿には戻らない。
『何をしておるか、ツマミ。介錯を頼む』
『何なんだよ!普段はボケていたのに途端にマトモになりやがって…カッコつけるんじゃねぇ!』
『出る杭は打たれる物よ。儂は己の刀で出世していったが、それを妬ましく思う輩に狙われてな。馬鹿らしくなって…』
『喋ってはいけません!マザー・リンカーネーション!祈りを…』
祈りで少しでも延命しようとリンカーネーションに頼む。そのため後ろを向くと、神秘的な光景がそこにはあった。リンカーネーションと【マサチチ】が眩く発光していたのだ。彼女は、すっ とマサチチを手に取り割れた皿に当てた。するとどうだろう、割れた皿は元に戻り溢れたスープもちゃんと収まった。
途端に、サシミとリンカーネーションは気を失った。
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東の国・シブカミ〜
『な、何⁈これが例の物と申すのか!』
『はっ!それは確かにかつて異国に献上された例の物でございまする。恐らく先王も渡すのが国によくないと考え、これを渡したのでしょう。流石は王のお爺様』
『う、うむ。そうか!まぁ賢い余の祖父だからな!流石だ。下がってよいぞ』
『はっ!失礼しまする!』
『う〜む、これは確かに【マサニチチ】だな』
後の話をしよう、結果的にサシミは助かった。『ホーリードール家には2度も救われた、感謝しきれない』と始終お礼を言った。リンカーネーションはその日の記憶をスッポリと無くしていた。『お母様に抱きしめられている夢を見た』そうだ。
そして【マサチチ】だが、サシミはバカ王の手に渡るのだけは断固拒否の意思だ。でどうしたかというと、この大陸のおもしろ道具を身代わりに渡そうというものだった。
商品名【マサニチチ】ある伝説級の娼婦の胸を模様した枕である。どちらも言葉も似ているし、かつて献上したリストはあるが名だけで図はない。その時代の王は既に他界し、その家臣も死んでいるか隠居を決め込んでいる。真相を知るのは4人だけである。
そして【マサニチチ】を持ってイヤンモト達は帰って行った。
のだが…
『これ!腰が引けておるぞ!こうだ』
『ねぇ、ゴルドウルフ。あのしわくちゃな先生どこで見つけてきたの?』
『それとあのお裁縫上手のお婆様はどこから来たのん?』
『「ねえ!ゴルドウルフ?」』
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『私のリュックバックは不可能を可能にするんですよ?』
〜END〜




