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動物園に天使がいる

動物園…!それは獣達が人間どもに捕まり見世物にされるおぞましい場所!

…というわけでもなく、保護を目的とした立派な動物園【アニマルンルン】の待ち合わせスポットにゴルドウルフは来ていた。


『何あの人?』

『知らねー、それよか動物園行こうぜー』


ゴルドウルフがここで待っていたのには理由がある。そう、[以前ルクと約束した動物園に行く]という約束を果たしに来たのだ。

待ち時間の5分ほど前、普通の人間なら感じることが出来ない気配が、ゴルドウルフの背後に忍び寄り彼の視界を覆う。


『誰でしょうか?』

『…ルクですね』

『当たりです!よくわかりましたね?』

『えぇ、約束時間に私と会うのは限られてますから』

『…そういう言い方はダメですよ。じゃあ行きましょうか!』


さりげなくルクは体をゴルドウルフに絡ませながら、動物園を催促した。しかし…!しかしである!おっさんと美少女が2人きりで歩くとどうなるか…?皆さんはご存知だろうか?私は経験がある!そう…!


『は〜い、ちょっとごめんね〜。2人はどういう関係かな?』


そう、憲兵…!言葉1つ間違えればブタ箱行き…!死のカードを選択しないよう頭をフル回転、そして出す、最善の答え!


『はい、おじさまは私の将来の旦那様です』

『⁈ルク⁉︎』


ここで出したのはジョーカー⁈どうなる?


『ほ〜そうなんだ。羨ましいねぇ、あんたも良い姪御さんがいて幸せだな。じゃぁ、私はこれで』


セーフ!まさかのセーフ!

そして堂々と入場【アニマルンルン】!


『我が君!見てください、ウサギですよ!』

『ほぉ、これは…何というなで心地…』

『…』


それをじっと見るルク。いそいそとカチューシャを付けうさ耳を生やした。


『ピョン!』

『ルク?』


しかし、空振り!

その後、次々と動物を見て回り園内のカフェテラスで一休み。


『ふぅ、さてルク。何か食べたい物はありますか?』

『いいんですか?』

『えぇ』

『ではこの【甘々ニャンニャンカップルパフェ】を』


甘々ニャンニャンカップルパフェとは、ラブラブなカップルがお互いに食べさせるという甘々なパフェなのだ!

おっさん…これには躊躇。しかし、食す。そして思う


次はこういう商品も置こうかな


と!

こうしてルクとゴルドウルフの動物園デートは無事終了。次回は何処へ?わからない、気の向くまま行くのがデートだから


~END~

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