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天才画家

グレイスカイ島〜新ホーリードール邸

『ブホホホ、パインちゃんの絵はどれも良い味出してるわね!』

『ペイたん、これもみうー!』

『あら、色使いが素敵ね〜』


ホーリードール邸の一室。そこにパインパックと、ペイント・メイキングはいた。その部屋は、パインパックのアトリエで彼女が書いた様々な絵が置かれている。


『うんもぅ、素敵♡そうだわ、この絵に合う額縁を今度作ってくるわ』

『…あ、あーがと』

『うふ、お礼なんて要らないわ。私がしたくてやってるからねん。…あら、もうこんな時間?帰らないと…』

『ペイたんかえうの?』

『えぇ、明日もハールバーリで仕事があるからねん』

『うぅ』

『パインちゃん…女の涙は愛するダーリンのために取っておくのよ。私なんかのために泣いちゃダメよ』

『うん!』

『偉いわ〜。はい、新しいクレヨンと絵の具よん。じゃあね〜』


ペイントはそう言い、そっと部屋を出る。


・・・

・・


『うぉぉぉ!パインちゃん良い子すぎるわ〜!私なんかのために泣こうとするなんてー!うぉーい、うぉーい』

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