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臨時講師-2

ゴルドウルフの言う通りウッドはその風体とは裏腹に、とても丁寧な授業を行っていた。主にサシミのサポートなのだが、目が見えていないはずなのにまるで見えているかのようにふるまう。肩に載せている鳥もウッドの真似をして子供達に人気だ。いつしか子供だけでなく大人達も彼に興味を持った。


『では、稽古ー始め!』

〈ハジメー!〉

『はーい、先生!先生同士の打ち合いも見てみたいです!』

『確かに打ち合いだけじゃなくて、見るのも勉強になるのん』

『パチン!…あれぇ?逃しちゃったかな?』


急遽、サシミとウッドの打ち合い稽古が開始された。ルールは依然、シャルルンロットとフェンリルが手合わせした時と同じ。相手の頭につけられた【風船草】を割ったら勝ちだ。

・・・

・・


ガリガリな鳥が身の危険を感じ飛んだ。

先に動いたのはウッドだった。手にした剣を捨てて、走り一直線にサシミに殴るために振り掛かる。とっさに木刀の向きを変え対応するサシミ。しかし、それはフェイク。腕を振ると義手が伸び鎖が出てサシミの刀に巻き付いた。それを力任せに引く。


『ふん…!』

『まさか腕が伸びるとは奇想天外!しかし、甘い』


あっさり木刀を手放し、懐から手裏剣を出し投げる。ウッドはジャラララと鎖が腕に戻している所だったが、片方の腕で手裏剣をガード。生身では出来ないことだ。腕を振り手裏剣を振るい落とす。片足に魔力をためバネにし一気にサシミとの距離を縮める。サシミはクナイを構える。両者が交わる瞬間、ウッドは片腕をサシミに出した。


『ガードのつもりか!』

『…ショット!!』


パァァアン、轟音ともにサシミは吹き飛んだ。


〜to be continued〜


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