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スラムドックマートで働きませんか?

このお話は原作第3章【三男、ノックアウト…!】を読んでから読むのをお勧めします。

これはジェノサイド一家の三男の子ライオン…否、小熊をを倒した数日後のお話。

この日、ゴルドウルフは来るべきジェノサイド家打倒のため兵力…すなわち人材を集め出した。元々、小熊の所に勤めていた店員を受け入れてはいるが次男『ジェノサイドファング』がどう動くか分からない。だからこそ、人材を募集したのだ。

基本的に、ゴルドウルフの判断基準は店の利益を追求せずお客様第一に考える人を採用する。


『では、次の人』


刹那…!波が…来た!

どたぷ〜ん!

ビックウェーブ…!伝説級の波が来た!


『あ、あのマザー・リインカーネーション?何を?』

『いやん、ゴルちゃん。私はマザー・リインカーネーションじゃないわ。ゴルドちゃんよ!』


確かに、ゴルドくんのお面を被っている。しかも、そのお面にはリボンが付けられ確かに【ゴルドちゃん仕様】だった!


『え〜コホン。ゴルドちゃんさんは秘書希望と?』


動じない!それが狼クオリティ!

だが面接を始め数分後…神父Sの【回転スライディング土下座】による頼みで、ゴルドちゃん、教会へGO。


『ふぅ、さて次の人』


トントン

可愛いらしくドアを叩く音がする。

ガチャン! ガチャン!

ドアノブを回しては離してといったのを繰り返している。まるで背の小さな子供が、ドアを開けようとしているようだ。もしや、ドワーフでは?ドワーフも近年、人間界に出稼ぎに来ていると聞く。様々なところで見聞きし経験を積むのだ。彼らは背が低いのが特徴だ。ドアも開けずらいのだろう。

そう思いゴルドウルフはドアを開けた。

瞬間…彼の左腕に可愛らしい重みが追加された。この重みはかつてメデューサに石にされかかった時と同じだ。恐る恐る見ると…


『ゴリュタン!』

『パインパックさん…』


ゴルドウルフに先制攻撃をしそれが成功する、数少ない強敵である【パインパック・ホーリードール】。


『パインパックさん…いま大切な仕事中ですので、離していただけますか?』

『や!』


本来ならプリムラの力を借りて、パインパックを引き剥がすのだが、いま彼女は別の仕事で此処にはいない。どうする…ゴルドウルフ…?


『コホン、

温かな日が♫

キミにそそぐとき♫

いつでも、見守るよ。貴方のために♫

さぁ、お〜いで私の胸に♫』


低いボイスで奏でる【狼の子守唄】!温かい気持ちに包まれ、パインパック…ダウン!Go to the dream!


『ふぅ、さて次の人』

次々と面接をしていきいよいよ、最後の1人まできた。履歴書の名前を見たゴルドウルフは、どこか懐かしそうな顔をして入室を促した。


『では最後の人。どうぞ』


ドンドン!

力強いノックの音がし、ぎゅうぎゅうと面接室へ入ってくるデカイ山。


『久し振りです、ギラン・カタメさん。どうぞおかけになってください』

『へい!だん、ゴホン。はい、失礼します!』


そう、ギラン・カタメとはゴルドウルフがまだゴージャスマートで働いていた時の仲間だ。


『フフフ、相変わらずですね。気を楽にしていつものギランさんでいいですよ?』

『ふぅ、ありがとごぜぇやす。旦那ァ、水臭せぇじゃないですか。こっちでひと旗上げるなら声を掛けてくれてもいいじゃないですか』


このギランという男は山賊みたいな風貌に、喋り方で誤解されがちだが一本芯の通った情に脆い男で、鑑定に嘘偽りをしないのだ。ゴージャスマートに勤めている時も、安く買い叩けという指示を無視し正当な鑑定をし、時には身銭を切りイロを付けてたりした。なので彼のゴージャスマートの地位は下の方だ。


『申し訳ございません。ドタバタしていたもので…』

『そんな頭を上げてくだせぇ!旦那が店長だった頃のゴージャスマートは笑顔に包まれていやした。だけど今はそうじゃねぇ。あっしはそれをなんとかしたくて、訴えたんですがもうダメでした。クビにされちまいました。そんな時に旦那の店の求人を見たんでさぁ』


昔話をしながらでもしかと、自分を売り込みゴルドウルフもそれに答えた。彼が帰った後、ゴルドウルフは採用通知書に彼の名前を書いて送った。


~END~


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